キレる老人にならないための3つのキーワード

読書

安藤 俊介さんの「怒れる老人 あなたにもある老害因子」を読みました。

結論から言えば、
「老害」になりたくないのであれば、インターネットをやめるべき、
ということでした(w

■キレる高齢者の3つのキーワード「執着」「孤独感」「自己顕示欲」

本書では、キレる高齢者になるキーワードとして、「執着」「孤独感」「自己顕示欲」の3つを指摘しています。

YouTubeやTwitterばかり見ていると、自分と似たような意見に囲まれてしまい、執着は深まっていく一方です。

FacebookやInstagramを見れば、自分以外の皆が幸せそうに見えて、孤独感は強まっていきます。

動画や写真や文章をアップすれば、「いいね!」の数が気になり、自己顕示欲は一向に満たされません。

本書では「執着」「孤独感」「自己顕示欲」と上手に付き合う方法として、以下のようなものを挙げています。
・物を捨てる。
・1番大事な物を選ぶ。
・引っ越す。
・SNSをやめる。
・一世代下の人と話してみる。
・役に立つ・立たないを考えない。
・話すより聞く。

■執着度が低い=自分の意見がない

本書を読んだおかげで、自分では分からなかったことに色々と気付けました。

例えば、「執着度が低い人は自分なりのこだわりがない人なので、ある意味自分の意見がない人とも言えます。」という箇所があります。

本書の「執着度セルフチェックテスト」をやってみたところ、私は執着度が低い方でした。

「執着度が低い ≒ 老害になりにくい?やった!」

と喜んだのも束の間、それは「自分の意見がない」とも言えるそうです。

本書では「自分の意見がないこと」を、良いとも悪いとも評価していません。よって気にする必要は全くありません。しかし、「自分の意見がないこと=悪」だと私は思い込んでいました。

■自己顕示欲=人の役に立とうとすること

他にも、「自己顕示欲を手放すためには、自分が人の役に立てない、立たなくても平気であることを受け入れる気持ちが必要」という記述もありました。

年をとって体も頭も自由に働かなくなってきたら、他人に迷惑をかける一方になってしまうのではないか、という不安を私も感じています。

「人の役に立って一人前」とか「働かざるもの食うべからず」という考えは自己顕示欲につながってしまうのだ、と気付かされました。

■中高年は若者の足を引っ張らず、楽しく生きていこう

年長者は、若者の足を引っ張らないよう注意しつつも、明るく楽しく生きていればそれで充分、と本書は説いています。中高年が楽しく生きている姿を見せることこそが、若い人たちが未来に希望を持つきっかけになるからです。

あなたが怒らず、機嫌よくいるだけで、未来のためになる。

希望が持てる内容の本でした。

※画像出典:
Freepik
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