2022-01

気候変動

【日独比較】6)その他の違い

これまで日本とドイツのさまざまな違いを挙げてきましたが、他にも下記のような違いがあります。・省エネ政策・地方分権・外交・教育・政権 ■省エネ政策 日本では個人住宅に関して断熱化の義務はありませんが、2025年には義務化される予...
気候変動

【日独比較】5)政策の違い

日本の電力政策は「安定性」を重視する傾向が続いています。その割には停電時間は日本の方が長いですが(参照:前項)。ドイツの電力政策は再エネ導入を増やす方向で進んでいますが、その方向性にはEU指令が大きく影響しています。 ■日本の電力政...
気候変動

【日独比較】4)電力市場の違い

日本の電力市場では、需給調整に誰が責任を持つのかあいまいな状態が続いています。ドイツの電力市場では、BRPという電力卸会社が需給調整に責任を持ちます。また、ドイツでは再エネが他の電源よりも優先的に落札され(メリットオーダー)、再エネは送電...
気候変動

【日独比較】3)送電線の違い

日本とドイツでは送電線(連系線)の容量に関して大きな差はありません。しかし、制度や運用技術には大きな違いがあります。 ■連系線とは 地域間を結ぶ送電設備(以降「送電線」と呼ぶ)のことを「連系線」と言います。例えば、北部では電力...
気候変動

【日独比較】2)再生可能エネルギー導入時期の違い

■日本で再生可能エネルギーの導入が始まった時期 出典:経済産業省 日本では、2012年にFIT(固定価格買取制度)が始まりました。FIT導入後は、日本国内の再生可能エネルギー設備容量は年20%~30%成長しています。※FIT導...
気候変動

【日独比較】1)日本とドイツの気候変動対策の違い

日本は環境NGOから「化石賞」を贈られるなど、不名誉な扱いをされることがあります。 かたや、ドイツは「環境先進国」などと持ち上げられたりしています。気候変動対策で最も重要視されているものが、二酸化炭素(CO2)の排出量です。日本とド...
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