【書く習慣:6日目】意見の違う人を味方につける方法

セミナー

「書く習慣が身に付く1週間プログラム」6日目です。

6日目のテーマ:今日1日を振り返ってみよう。何を見た? 何を読んだ? 何を考えていた? 何が起きた? 怒った? 笑った? 出来事や感情をとりあえず書き殴ってみよう

創作をまなびあう会より

Radikoで「田村淳のNewsCLUB」を聴いていたら、湯川れい子さんがゲストに来ていました。

■「原発いらない」VS「経済回さなきゃ」

湯川さんは、「エネルギーは地産地消でやっていける」という原発反対の主張です。
対して淳さんは、「経済を発展させなくてもいいという前提なら…」という立場。
最初のうち、会話は平行線ぎみでした。

ところが、会話を積み重ねていった結果、
「現在は移行期間で、移行期間の間は助成金が必要。」
という合意点に見事に達していました。

その後は、音楽の話に発展していき、
「一緒に曲を作りましょう!」
と意気投合してしまう始末。

この人たち、すごいなぁ。

と感心してしまいました。

■「普通の」コミュニケーションとは?

何が「すごい」と感じたのかと言うと、

  • 主義主張が異なっても建設的な議論ができる。
  • 対立しているテーマでも妥協点を見出せる。
  • 共通のテーマではお互いの長所をいかして相乗効果を生み出せる。

こういった「普通の」コミュニケーションができる人って、意外と少ないからです。

■現実は変えられないもの?

私も311以降は脱原発派でした。でも最近は、
「昨今の電力不足に対応するには、原発を動かすしかないのではないか?」
と思うようになってきていました。

現実は変えられないもの、とあきらめモードになっていたかもしれません。
現実を理想に近づけていくための努力を、湯川さんと淳さんのお話は思い出させてくれました。

■大都市圏の電力不足を解消するためには?

ここからは、電気・エネルギーに関する細かい話です。
大都市圏の電力不足を解消する方法としては、

  • 冷房・暖房の電力消費を下げる。
  • 冷房・暖房を非電化する(熱供給・蓄冷熱)。
  • 建物の断熱化を進める。
  • 再生資源の多い地方都市への移住を支援する。
  • 余った再生可能エネルギーを水素生成・蓄電・蓄熱に活用する。
  • 都市のゴミを熱や電気に活用する。
  • 地方と大都市圏をつなぐ送電網に投資する。

といった長期的な手法が考えられます。

もちろん短期的には、火力発電の燃料を確保したり、企業や家庭に節電協力を依頼したりする必要はあります。しかし、2022年3月の需給逼迫警報で、原発なしでも乗り切れることはすでに証明されました。

病院など、停電が人命に関わるような場所には、自家発電設備の設置が義務付けられています。
政府中枢などの重要な施設は、計画停電でも停電対象にはなりませんでした。
懐中電灯や保存食・水の備蓄をしている家庭も増えてきています。
数時間や1日程度の停電であればどうにかなるでしょう。

長期的に人口も企業の数も減っていくことを考えると、柔軟性を高める方向へ、日本も向かっていくのではないでしょうか。

※アイキャッチ画像:Alexander LesnitskyによるPixabayからの画像

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