行間を読ませる文章のお手本をミタ

生活
「ケチな男はNGか?」婚活の命運をわけるお金問題
さき(40歳、仮名)はお見合い婚活を始めて、10カ月が経とうとしていた。30代後半から婚活パーティや婚活アプリでゆるい婚活をしてきたが、40歳になり、より真剣に結婚を考えて相談所での婚活をスタートさせた。最…

上記リンクは結婚相談所を運営している鎌田れいさんの記事です。
ケチな男性を非難する内容かと思いきや、

実は女性の方に問題があるのでは?

と提起しているように読めました。

例えば、

(注:男性は親の遺産5000万円を持っている)
男性は、預金はあるが、銀行のお金には手をつけたくないらしく、生活は自分の稼ぐお金で切り盛りしていた。分譲マンションを持っていたがローンを払っているので、給料でやりくりする生活は無駄遣いをすることもなく、質素だった。

そして、デートはきっちり割り勘だった。

仲人はミタ」より

これ、堅実で地に足のついた人なのでは?むしろ好感が持てます。

上記男性以外にも、デート代を全額出してくれたり、スマートにエスコートしてくれたりする別の男性も登場します。ところが実はこの男性には、

  • 自営業だから賃貸の審査が通りにくい。
  • 婚活でお金を使ったせいで貯金があまりない。

といった裏があります。

これらの事実を知った時、相手の女性はどんな対応をしたでしょうか?

なんと、女性は即座に交際終了を決めてしまいます。情け容赦なし。婚活でお金を使わせた件に関しては、女性にも責任の一端があると思うのですが…。

記事の最後は、

お金を何にどう使うか。その考え方が一致している相手でないと、結婚するのは難しい。

で締められています。
女性側に問題がある、とは一言も書いていませんが、私にはそのように読めてしまいました。
文章というものは奥深いですね。

※アイキャッチ画像:Tim BiggerによるPixabayからの画像

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