高知から松山に移動した。
高知駅バスターミナルを10:20に出発し、JR松山駅に着いたのは13:00。3時間弱のバス旅となった。
移動時間の半分近くトンネル内を走っていた気がする。四国は山の国だと実感した。
着いてから分かったが、JR松山駅周辺より松山市駅(伊予鉄道)周辺の方が格段に栄えている。
札幌で、JR札幌駅よりも地下鉄大通駅の方が栄えているのに似ている。ちなみに、札幌の中心市街地「すすきの」に相当する場所が、松山の「大街道(おおかいどう)」のようだ。アーケードがあり商店街が発展している。高知では「はりまや橋」、福岡では天神に相当する市街地が、松山の大街道なのだろう。
昼飯を「すし丸」でいただいた。
松山グルメ「もりぶめし」と二色そうめんのセットを注文した。
高知に劣らず松山の食もうまい。
昼食後、ホテルにチェックイン。
荷物を置いて、松山城へ向かう。
天守閣まで登った。
観光客がものすごい多かった。中国系の集団や、社員旅行っぽい日本人の集団など。50-60代のおじさん達がリフトに乗りながら「危ないよ!」「止まりそうだ!」とか大声ではしゃいでいるのは聞くに堪えなかったが、耳を塞いでやり過ごした。
松山城を降りて、道後温泉へ向かう。
路面電車で向かったのだが、車内はえらい混んでいる。
悪い予感が的中。道後温泉は大混雑。
外観だけ写真撮って帰ろうかと思っていたが、せっかく来たんだから、と思い直し入浴。これがいけなかった。
定員10人程の湯船が一つしかなく、その湯船も約200%の乗車率。まるで芋洗い。平均年齢70歳超の大先輩方に、肩や足がぶつかるくらいの人口密度。耐えきれずにものの3分くらいで出て来てしまった。
脱衣所には貴重品BOXは存在せず、タイミングを見計らわないとロッカーもまともに使えない。システムが1970-80年代で止まっているかのようだ。
唯一の救いは料金が410円だったこと。いや、料金のせいで時代が止まっているのかもしれない。今の5倍くらいに値上げしてもいいから一般的なスーパー銭湯レベルまで設備を刷新しないと未来はないような気がした。
風呂を出た後すこし歩いたところに別館があった。
こちらはとても空いているように見えた。本館じゃなくてこっちにすれば良かった。
その後、夕食に鯛めしをいただいた。
ひるめしに続き、夕食も極上にウマかった。
ただ、お一人様用で通された席が謎の相席部屋だった。他のお客さんと正面に向き合ったりして、かなり気まずかった。
そして誰もいなくなった。
松山も高知も、東京や横浜に比べると夜の街は薄暗く感じた。札幌も埼玉も神戸も夜は薄暗かったし、東京の方が異常な環境なのだろう。
道後温泉近くの業務スーパーで買ったチューハイで、1日を締めくくる。