元付けと客付けの広告費・仲介手数料の取り分について

不動産経営

不動産屋さん(A社)から「ご入居受付中」の看板を借りて、物件に設置しました。また、募集状況が思わしくなかったため、「専任」から「一般」に変更しました。
※「専任」と「一般」の違いについてはこちら

近隣の不動産屋さんを訪問して、幅広く募集してもらうつもりです。

「元付け」「客付け」間の広告費と仲介手数料の配分はどうする?

入居者さんを募集する際、「元付け」と「客付け」という二種類の不動産屋さんに動いてもらう必要があります。
※「元付け」と「客付け」の違いについてはこちら」

一般的な方法は、

  • 元付け不動産屋さんには1か月の広告料を支払う。
  • 客付け不動産屋さんには1か月の仲介手数料を受け取ってもらう。

という方法です。

この方法のメリットは、広告料を1か月分に抑えることができる点です。
ただしこの方法では、客付け不動産屋さんには広告料が発生しません。そのため、「客付け不動産屋さんが積極的に物件を紹介してくれない」というデメリットがあります。

さてどうしたものか、と思いながら「入居者募集中」の看板を借りたA社さんに、広告料の話を切り出してみました。

(私)『広告料と仲介手数料の取り分ですが、A社さんとは別の業者さんで決まった場合はどうしたらいいですか?』

素直に質問してみたら、

(A社)「一般媒介なので、入居者さんを連れてきた会社さんが広告料と仲介手数料を受け取る形になりますね。管理も、入居を決めた会社に頼まれるとよろしいかと思います。」
との答えが返ってきました。

なるほど。
単純明快です。

レインズから取り下げられていた理由

話は変わりますが、別の不動産会社(B社)さんに一般媒介をお願いした際、

(B社)「レインズに○○さん(私のこと)の物件は登録されていないようですが?」
と言われました。
※「レインズ」とは「Real Estate Information Network System」の略で、不動産業者さんが見ることのできる物件データベース。

繁忙期にレインズに情報が載っていないというのは、大問題です。
とはいえ、頭ごなしに怒ってはいけません。何か理由があるのかもしれません。この点もA社さんに質問してみました。

(私)『別の業者さんから聞いた話ですが、私の物件がレインズに載っていないようです。念のため確認していただけますか?』

(A社)「リフォーム日が未定ということで、一旦レインズから取り下げさせていただいていました。」

なんですと!!!
今さらA社さんを責めても後の祭りです。ひとまず早急に情報を再掲載していただくように依頼しました。

(私)『レインズに載っていなかった期間はどのくらいだったのでしょうか?』

(A社)「一週間といったところです。」

一週間くらいならダメージも大きくないでしょう。
レインズを取り下げた理由として、A社さんは他にも、

  • 家賃・礼金・契約形態等の条件が変わった。
  • 私自身の持ち物が物件内に置いてあり、盗難など事故があった際に責任が取れない。

このような点を挙げていました。

言い訳感がたっぷりでしたが、いちおう納得しました。物件内に住みながら募集を掛けるというのは、意外と手間がかかるようです。

別業者さんが写真撮影のため訪問

午後はもう一社の不動産屋さん(B社)が、空室物件内部の写真撮影のために来てくれました。

途中で土地面積について質問されました。

(B社)「土地が広いですね?どうしてでしょう?」

(私)『さあ?庭があるからでしょうか?』

そう言ってみたものの、そんなに広い庭があるわけでもありません。
よく考えてみたら、前面の道路が私道で私の所有部分でした。
その話をされたら納得されていたようです。

(B社)「駐車場の無さがネックですね。」

(私)『そうなんですよ。その分家賃は値下げしましたが・・・。』

家賃値下げの効果があるかどうか。ひとまず1~2週間は様子を見ます。

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