■0日目
なんだか喉に違和感がある。痛くはないが、たまに咳が出る。お酒を飲みすぎた翌日みたいな感じ。熱を測ってみると36.9℃ある。自分の平熱は36.1〜3℃くらいなので、それよりは少し高い。大事を取って、スーパー銭湯へ行く予定は取り止め。ステイホーム。
四回目コロナワクチンも打ってるし、インフルエンザワクチンも打っている。先週出社したのは一度だけだし、飲み会にも行ってない。ただ、その出社日に隣の席にいた同僚がコロナ発症したという情報が入っている。話したのもほんの二言三言だし大丈夫だろ〜、と思っていたがフラグだとは…。
■1日目
早朝に目が覚める。もの凄い悪寒がする。体中の震えが止まらない。熱を測ったら38.2℃。あれ?これアカンやつや。ただ、重い咳とか喉の痛みとかはない。いやいや、コロナではないやろ〜。自分を慰めつつも、熱と頭痛がひどい。会社には、医者に行きますと伝え、休む。行きつけ(かかりつけ?)の医者に何件か電話するが、電話自体がつながらない。つながっても「65歳以上しか受け付けてません」と言われる始末。やば、医療崩壊やんけ。
それでもあきらめずに電凸してたら、デカい駅の近くにあるお医者さんが発熱外来でみてくれるとのこと。天の助けとばかりに予約する。しかし、予約できた時間は6時間先。それまで、この頭痛・高熱と闘い続けなければならない。
寝込みながら、のたうち回りながらも、予約時間が近付いてきた。カタツムリ並みの速度で歩き、なんとか医者の最寄り駅までたどり着く。医者の受付の人からは「診療時間ピッタリに来て下さいね〜、早く来ても中で待てませんから」と言われていた。なんと20分以上早く着いてしまった。なんでや!体調悪いから歩くの遅くなってるはずなのに!と心の中で毒付くも、時間をつぶさなければならない。ベンチベンチ、と探すがぜんぜん見つからない。
やっと見つけたベンチに座ったものの、隣の人の体臭がヤバい。え?ホー○レスさん?いや、差別する気はないんだが、無理。耐えきれん。逃げるように再び歩き出す。遅々とした足取りでベンチを探している間に、それなりに時間が経過した。そのまま休みなしで医者の受付に向かった。死にそう。
医者の中に入ると、まず問診票の記入を求められた。書き終わって受付の人に渡したら、別の部屋を案内された。ちなみに、私の後ろの席に座っていた人が、明らかに私を見て一列後ろに移動した。おれでもそうするから、責められん。
別室でまた違う紙に記入。ワクチン歴とか症状とかだったような…。頭がもうろうとしていてあまり覚えてない。指にパルスオキシメーターをはめられた。数字は95とか96とかそんなんだった気がする。待つだけでもツライ。長椅子に横になって待つこと15分くらい、お医者さんが入ってきた。
ひと通り症状の説明をして、聴診器を当てられる。お医者さんが言うには、「コロナではなさそうですけど、念のため検査しましょうか。PCRと抗原検査、希望はありますか?PCRの方が精度は高いですが、時間が1日かかります。抗原検査は精度は低いですが、今日中に結果が出ます」とのこと。
そりゃまー、早く結果わかった方がいいでしょ。ということで抗原検査を依頼。結果が出るまでまた20分ほど待機。もう待つのもつらいので再度イスに横になる。
結果が出ました!なんと、陽性!うぁー、マジか。
私は転職したばかり、有給はない。ぐぉー、どうなる今月の給料!?それよりも、同居の家族も濃厚接触者となってしまう。なんということだ…。
コロナ保険にでも入っておけば良かった。健保の傷病手当金は四日目以降しかもらえないし、標準報酬の2/3らしい。労災保険の適用は、医療従事者でもなければ難しいだろう。
医者からの帰りは、まさに敗残兵の足取り。家にたどり着いた時には疲労困憊状態で、しばらく休憩が必要なほどだった。シャワーを浴びて、薬を飲んで寝る。
■2日目
朝起きて熱を測る。36.1℃。お!もう終わったやんけ!
ただ、鼻水はまだ少し出る。医者からもらった資料には「軽快後24時間経過したら短時間の外出可(食料買い出し等)」という記載があった。「これで明日から買い物行けるんじゃね?」と妻に言ったら「は?バカじゃないの?このへん老人多いし、移す気か?」と言われる始末。ですよねー。
代わりにイオンのネットスーパーで注文してみた。お惣菜も買えて、2000円以上注文なら送料300円か。安いやん!しかし、当日中の配送は無理だった。ですよねー。朝早く注文してたら、当日配送いけたかも。明日も試してみるか(朝8時〜10時くらいまでに注文なら当日夕方受け取り可)。
昨日に比べたら、体調は圧倒的に良い。やはり決死で医者に行って良かった。昨日は頭痛と高熱がヤバくて吐き気も少しあったが、今日は鼻水が出るくらいだ。
寝るのも飽きたので、kindle電子書籍をいくつか買った。
1) 平均443万円 安すぎる国の絶望的な生活
書店で店頭に並んでいたのを見て気になった。みんな、どんなお金の使い方してるんだろう?感想: 「あと○万円収入が増えれば楽になると思います」と言っている人が多いのだが、本当にそうか?増えたら増えた分使うだけでは?また「あと○万円収入が増えれば楽になると思います」のループのような気がする。それとも、そんな発想する自分が意地悪なのか。お金とは?家庭とは?システムだけでは解決できない問題だ。
2) プロジェクト・ヘイル・メアリー
徐々に記憶を思い出していく主人公。太陽活動を阻害する謎の微生物の研究のために、陰の権力者からスカウトされる。現在の気候変動問題との共通点もある。まだ上巻の途中までしか読んでないが、これは買って良かったと確信できる本。
3) DRY
祖母を包丁で刺した母親と、離婚した娘。留置所での会話から、円満な間柄ではないことは推測できる。まだ読み始めたばかりだが、面白そうな雰囲気がする。ところで、「DRY」にはプログラミング界隈で「Don’t Repeat Yourself(同じことを繰り返すな)」という意味がある。母娘関係のことを言っているのだろうか。
4) 死にがいを求めて生きているの
看護師の主人公と、引っ込み思案の小学生の弟。病院の非日常な日常。なんとなく気になって買ってみた。「螺旋プロジェクト」という、複数の作家のコラボレーション企画の一冊らしい。
読書感想文ここまで。
ワールドカップ決勝の前半をやっと見ることができた。グリーズマンを消すことでエムバペを消した、とあるサッカーブログにそんな風に書いてあった。その通りではあったが、フランスがこんなに一方的にボコられるとは。アルゼンチンはポジショニングとパスがうまい。足が長いフランス選手がギリギリ届かないコースにパスを通したり、フランスのパスコースを読んでいる。前半だけで自分の観戦体力を使い尽くしたので、後半以降は翌日に回す。
夜になると熱が少し上がってきた。37.2℃。うーむ。まだ終わってなかった。コロナ、しつこい。
■3日目
体温35.8℃。鼻水もほぼ止まってきた。
会社の上司からは「今週は休むように」と連絡が来ていたので、そうする。本当は在宅勤務する気マンマンだったが。給料問題はどうなる…。ところで、私のコロナ感染情報は全社共有されてはいないようで、ちょいちょい問合せが来る。その都度、「コロナになっちゃいました、当分仕事できないです、これこれを試してみて下さい、ダメだったら私の上司を頼って下さい」という連絡を返す。
今日も外に出られない。ワールドカップ決勝の後半を見る。後半26分にフランスが選手を2人交代した。準々決勝のオランダのように、ロングボールと浮き玉の競り合いに全てを賭けてきたようだ。リスタートからの、ラビオ→エムバペ→テュラム→エムバペのダイレクトシュート、絵になる〜。解説の本田さんの「気分悪くなってきた」という気持ち、よく分かる。やっぱりアルゼンチン、というかメッシを応援してしまう。延長戦はまた後で見る。
体がなまっているのを感じる。スクワットを80回(40回*2セット)おこなう。
「ヘイル・メアリー」の上巻を読み終わった。下巻・即・購入。ロッキー、えぇやつやな〜。そしてユーモアがいい感じで入ってくるのも良い。
ネットスーパーがやってきた。妻が対応してくれた。なんか色々説明があるようだ。置き配は100円プラスになるらしい。へー。お惣菜やらお菓子やら野菜やらカップラーメンやら、諸々購入した。便利ですのぉ。
あれ?なんか頭痛い。本読んだせい?スクワットのせい?ちょっと横になる…。
荻上チキさんのラジオを聴く。日銀の0.5%誘導の話。元・日銀理事の片岡さんの解説で、単純な利上げではないとのこと。元々プラマイ0.25%で10年国債の金利を誘導していた所を、プラマイ0.5%に変更したそうだ。ふーん。でも、この世界的インフレ下ではマイナス0.5%にはなりにくいから、現実的にはプラス0.5%を容認したと思われても仕方ないよね。
円安・エネルギー高騰による値上がりは2023年以降は緩やかになっていく見通し。値上げ容認の気運が持続している間に、賃上げを実現しようという経済界。かたや、物価・賃金上昇ムードにブレーキを掛ける防衛予算・増税案。え?何してくれてんの政府?
利上げと増税が同時に起こると何が起こるのか?→住宅ローン変動金利の負担増、設備投資・雇用の抑制が起きる。うーん、景気が悪くなるということか?景気が良かったことの実感てあまりないからなぁ。自分の不動産にも融資は使ってないし。ただ、融資が通りにくくなることで売買価格の相場は下がる可能性はある。
夕食後、寝ようと思ったが寝れない。動きもせずに散々寝てるから、そりゃそうだ。
ワールドカップ決勝の続きを見る。延長戦。後半、ラウタロ・マルティネスのシュート→ロリスのブロック→からのメッシのこぼれ球押し込み。メッシのいるところにボールは来る。というか、ボールの来そうな所にメッシはいる。その後、エムバペにPKを献上してしまったモンティエルが、PK戦の最後を締めくくったのは印象的だった。とんでもねー試合だ。ネット配信というこの上なく便利な形で見せてくれたAbemaさんには感謝しかない。来年になったら1ヶ月くらい(ケチか)有料会員になってあげよう。
■4日目
体温36.0℃。もう上がることはなさそうだ。
妻は今朝は調子が悪いそうだ。発症したら今度は私が介護するぞ。
ワールドカップ決勝の表彰式を見る。エムバペはめちゃくちゃ不服そうな顔をしている。そりゃそうよなー、あと一歩のところまで来てたのに。メッシ含むアルゼンチン代表団の笑顔、最高やなー。ブエノスアイレスでの凱旋パレードに400万人集まった、ってニュースも聞いた。そんなんどうやって数えた?悪の大魔王を倒した勇者ご一行の帰還パレードみたい。
「ヘイル・メアリー」の下巻を読み進める。ロッキー、お前なんていいやつなんや…。やっぱり宇宙船からの雲釣りはクレイジーで危険なアイデアだったんだな。
チェンソーマン(アニメ)の11話を見る。おー、なんか面白そうな魔人いっぱい出てきた。マキマさんはやっぱり悪者なの?アキくん、全然レベルアップしてないやん。
妻が外出している間に、今日も筋トレを少しやった。腹筋20回、スクワット40回。うぉー、疲れる。体力めっちゃ落ちた気がする。本を読んだり動画を見たりした後、頭が痛くなりやすくなった気も。これもコロナ後遺症?長引いたらイヤやな…。
布団に入っても寝れないので、「ぼっち・ざ・ろっく」を1話から見る。面白いぞこれ。
■5日目
36.0℃。ほぼ回復。ただ、発病前より呼吸が浅くなった気がする。肺の機能が弱まったのか?頭が痛くなるのは呼吸のせいかもしれない。
妻からキッチン使用の許可が下りたので、朝食を自分で用意する。やっぱり、家事をするのは自立心や尊厳に効く。
Abemaのプレミアム会員に加入した。ワールドカップ放送ありがとう、お布施です。アルゼンチンとフランスの決勝(前半)をもう一度見る。メッシが守備しないのは知ってたが、エムバペもそうだったんだ。中盤でアルゼンチンのパスが面白いように通るのは、24フェルナンデスと20マッカリスターと7デパウルのトライアングルが効いているからか。続けて準決勝のモロッコVSフランス戦を見る。いろんな国の優れた選手を知ることができたのも収穫だ。クラブチームの試合を見る時の楽しみが増えた。
「ぼっち・ざ・ろっく」の続きを見る。邪神ちゃんに通じるノリがある。
■6日目
35.6℃。今日は呼吸の浅い感じしない。もう後遺症治ったかも。
昨日に引き続き朝食を自分で準備する。前の生活が戻ってきた感が強い。布団も床から上げる。万年床生活よ、さらば。
今日の夕食は私が料理する。メインはポトフだ。お供は料理パン。キッシュやら、フォカッチャやらミートパイやらの、なんかおしゃれなパンたち。夕方になったので調理開始。ストウブで煮込む無水ポトフ完了。塩が少し足りなかったので、最後にかなり追加した。レシピでは小さじ一杯と書いてあったが、多すぎだろと思って勝手に減らしていた。コンソメスープを使わない分、意外と塩必要なんだな。
夜はTwitterボットの修正をしていたが、見覚えのないVPCやセキュリティゾーンがいくつもあって、怖くなったので消してしまった。後で見たら、APN(AWSのライブラリみたいなやつ)で使ってるっぽい。これでボットが動かなくなってたらやだなぁ。その時はエラーログあさらなければ。
kindle本の「DRY」を読み進めた。何これ、怖いやつやん。スプラッター小説。単純にミイラ作りだから「DRY」ってタイトルだったのか。心の乾きも含まれているのかも。
■7日目
36.2℃。今朝はなんか早起きできなかった。明日からの仕事への不安だろうか。9時くらいに朝食を食べる。昨夜のパンが大量に残っているので、好きなやつを食べ放題だ。ポテトグラタンみたいなパンと、オニオンチーズパイを食べる。
朝食後、iPadでネット見てたらめちゃくちゃ眠くなってきた。少し頭痛もする。15分だけ寝るつもりが、13時過ぎまで眠ってしまった。
夢の中では、プールを自由に泳ぎ回る格闘技みたいな競技をしていた。現実の自分はカナヅチなので、願望の一種だろう。
買いだめしてあった赤いきつねを、昼飯に食べる。
洗濯物の取り込み、シャワー、夕食の準備をして1日が終わった。明日からは仕事に復帰する予定。