投資を勉強するならこれだけは読んでおきたい!「投資の基礎体力」が身に付くオススメの5冊まとめ

お金を増やす方法

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不動産投資に限らず投資の勉強をしようと思った場合、学ぶことは山ほどあります。投資対象で分類しただけでも、ざっと7種類は思いつきます。

  1. 不動産投資
  2. 株式投資
  3. 外貨投資(FX)
  4. 投資信託(ファンド)
  5. 金投資
  6. 事業への投資
  7. 自己投資

上記それぞれの投資について学ぶには、各分野の専門的な書籍を読む必要があります。
本記事では各分野の専門書ではなく、全ての投資に共通している「投資の基礎」を学ぶのに役立つ5冊を紹介します。

「投資の基礎」なんて勉強する必要ない?

もしかしたらあなたは、
「基礎なんてすっ飛ばして、専門分野を学んだ方が手っ取り早いんじゃないの?」
と思っているかもしれません。

投資の才能のある人であれば、基礎をとばしても成功できるかもしれません。
しかし、投資について学んだこともなければほとんど経験も持っていない人が、いきなり本番に挑んで結果を出し続けられるほど、投資の世界は甘くありません。

スポーツの世界では、基礎体力や基礎的な技術が不足している人が、いきなり大会に出て優勝することなどありえません。
音楽の世界でも、基礎的な楽曲すら演奏できない人が、世界的なコンクールで賞を取ることなどありえません。

もしかしたらあなたも、今まで「投資の基礎」を学ばずに実践段階に移ってしまったために、手痛い授業料を支払ったことがあるのではないでしょうか。
そんな方にこそ「投資の基礎体力」は必要です。

1)金持ち父さんの お金を自分のために働かせる方法 / ロバート・キヨサキ

金持ち父さんの お金を自分のために働かせる方法

金持ち父さんの お金を自分のために働かせる方法

  • 作者:ロバート キヨサキ
  • 出版社:青春出版社
  • 発売日: 2012-12-21

お金や投資について学ぶなら、欠かすことのできないロバート・キヨサキ氏の著書です。
Amazonでロバート・キヨサキ氏の本を検索すると、143冊も出てきます。
(2016年2月現在)

ロバート・キヨサキ氏の本を一度も読んだことのない人からしたら、「どの本から読めばいいのさ!」という気持ちになるほどの量です。
私はロバート・キヨサキ氏の本を10冊ほど読みましたが、「投資の基礎を勉強する」という点から選ぶならこの「お金を自分のために働かせる方法」がベストです。

以下、本書から一部引用します。

バフェットの有名な言葉に、「分散投資は、無知に対する防衛策だ」というのがある。
NBAチーム「ダラス・マーベリックス」のオーナー、マーク・キューバンはこう言った。
「分散投資は、愚か者の選択だ」

「長期投資、分散投資せよ」という聖なる経典が広く流布され始めたのは、1974年に「従業員退職所得保障法(エリサ法)」が米国議会で可決され、確定拠出年金制度401(k)の導入に道が開かれた後のことだ。

真の分散投資とは、次の4種類の資産の全てに投資することだ。

  1. ビジネス
  2. 不動産
  3. ペーパーアセット
  4. コモディティ

あなたが真の投資家になりたいなら、この4種類のすべてに投資すべきだ。
そして、そのうち1種類か2種類の資産については、投資に精通した専門家のレベルに到達しなければならない。

株式投資に関する書籍では、「分散投資しなさい」という念仏がひたすら繰り返されることが多いです。
本書は「分散投資」の有効性に真っ向から疑問を投げかけます。

「投資とは、自分の頭で考えること」という原則を学ぶには最適な一冊です。

2)スノーボール / アリス・シュローダー

スノーボール(改訂新版)〔上〕 ウォーレン・バフェット伝 (日経ビジネス人文庫)

スノーボール(改訂新版)〔上〕 ウォーレン・バフェット伝 (日経ビジネス人文庫)

  • 作者:アリス・シュローダー
  • 出版社:日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2014-06-03

上記のロバート・キヨサキ氏の本でも出てきましたが、アメリカの伝説的な投資家ウォーレン・バフェット氏の半生を描いた作品です。
ウォーレン・バフェット氏の総資産は9兆円(2015年現在)と言われ、世界で第3位の大富豪です。

本書は、会計士・証券アナリストであるアリス・シュローダー氏が、バフェット氏を取材して書きました。
ウォーレン・バフェット氏がどのようにして資産を増やしてきたのか、学ぶには最高の教材です。

以下、一部引用します。

ハーブ・ウルフという男が私に教えてくれた。
「ウォーレン、金塊の山の中から金の針一本を探すようなことはやめたほうがいい」と。
私は、物事が分かりにくい状況であればあるほど、その状況を好む性質があった。宝探しのような気がしたからだ。
ハーブは、私をそのような考え方から抜け出させてくれた。

ハーブ・ウルフという人は、1960年当時「ニューヨーク・ハンザ同盟」(New York Hanseatic)という会社を経営していた人です。バフェット氏の友人でした。
ハーブ・ウルフ氏は「目の前に金塊があるんだったら、細かいあらさがしは省いて、それを丸ごといただけばいいじゃないか?」と、バフェット氏にアドバイスをしました。
バフェット氏を投資家として次の段階へ進める手助けをしてくれた人物です。

バフェット氏ほどの投資家でさえ、色々な人たちから学んで今の資産を築き上げた、ということが良く分かる書籍です。

3)となりの億万長者 / トーマス・J・スタンレー

となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則

となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則

  • 作者:トマス・J・スタンリー,ウィリアム・D・ダンコ
  • 出版社:早川書房
  • 発売日: 2013-08-23

アメリカのお金持ちのライフスタイルを調査した書籍です。
お金持ちがいかにしてお金持ちになり、どうやってお金を保っているかを知るには最適な一冊です。

以下、一部を引用します。

アメリカにおける裕福な人たちとは、自営業者を含むビジネスオーナーたちだ。
裕福な人たちの2割は引退した人たちだが、残りの8割は自営業のビジネスオーナーが占めている。
アメリカ人(家計)の18%が自営業のビジネスオーナーだが、彼らが億万長者になる確率は一般的な従業員の4倍にのぼる。

4)週4時間だけ働く / ティム・フェリス

「週4時間」だけ働く。

「週4時間」だけ働く。

  • 作者:ティモシー・フェリス
  • 出版社:青志社
  • 発売日: 2011-02-03

少ない元手でビジネスを始め、仕事を外部委託・システム化して、労働時間をいかに減らすかについて書かれた本です。
上でとりあげた「となりの億万長者」という本では、「自営業のビジネスオーナーが億万長者になる確率は、一般的な従業員の4倍」という話が出てきました。
本書では、「自営業のビジネスオーナー」になる方法や、ビジネスへの投資について、詳細にわたって解説しています。

以下に一部引用します。

心に刻んでおきたい二つの真理がある。

  1. どうでもいいことをうまくやっても、それが重要になるわけではない
  2. 多くの時間を必要としても、その仕事が重要になるわけではない

今この瞬間から覚えておいてほしい事がある。
「何をやるか」は「どうやってやるか」より、はるかに重要である。
効率性は重要だが、それは正しい対象に対して行わない限り役に立たない。

5)儲け方入門 / 堀江貴文

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何かと批判されることの多い堀江氏ですが、ビジネスを立ち上げる方法において彼から学べることは多いです。

以下に一部引用します。

お金がほしいなら余計な事を考えないで、元手が掛からず利益率の高い商売をやればいいんです。
入って来たお金は投資でも消費でもいいから、とにかく自分のところで止めず循環させてやる。

まとめ

不動産投資にしても株式投資にしても、実践する段階に進むのであれば、上記で挙げた5冊だけでは当然足りません。
それこそ専門的な書籍を何十冊と読み、何百という経験を積む必要があります。

上で挙げたような書籍で「投資の基礎体力」を身に付けている人は、同じような本を読んでも吸収力が何倍も違います。
失敗から学ぶこともできるようになります。

「投資の基礎体力」を身に付けることで、あなたの投資家としての潜在能力は格段に高まります。
図書館で借りても良いですし、書店で立ち読みしても良いですし、中古本を購入しても良いです。
投資を実践する前に、ぜひこれらの書籍に触れてみてください。

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