「不労所得」より「キャッシュフロー」が6倍大事

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※出展:HP printer cartridge UK

「不労所得」という言葉をあなたが初めて知ったのはどんな時でしたか?

私の場合、「不労所得」という言葉を初めて目にしたのはロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん」シリーズでした。

※「金持ち父さんが倒産!?」というネタが出回ったこともありましたが、実態はこちらのリンクで解説されています。
上記リンクが開けない場合はこちら

「不労所得・家賃収入でセミリタイアは意外と地味?」という記事を書くにあたって、久しぶりに「金持ち父さん」の本を読み返してみました。
すると、「不労所得」という言葉は思ったほどたくさん出てこないことに気付きました。
代わりに目についたのは、「キャッシュフロー」という言葉です。

試しに、この2つの言葉の出現回数を調べてみました。
電子書籍だと出現数のカウントも簡単です。

「不労所得」・・・13回
「キャッシュフロー」・・75回
※「キャッシュフローゲーム」「キャッシュフロー・クワドラント」などの固有名詞は除外。

※出展:「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」

この出現回数の差から言えることは、キヨサキ氏は「不労所得」という言葉よりも、「キャッシュフロー」という言葉を約6倍重要視しているということです。

「不労所得」と「キャッシュフロー」の違い

そもそも、「不労所得」という日本語は、英語では”passive income”(受け身の収入)です。
起業家として精力的に活動するキヨサキ氏のことです。”passive”(受け身)というネガティブな言葉を好まないのも当然でしょう。

キヨサキ氏は著書の中で「キャッシュフロー」という言葉を、

  • 継続的な収入
  • 税や経費を引く前の現金収入

という意味合いで使っています。

「不労所得」は”income”という単語からも分かるように、「継続性」は強調していません。なぜなら、一度きりの収入も”income”と言えるからです。

かたや「キャッシュフロー」は”flow”という単語の通り、「お金の流れ」です。「流れ」という言葉は文字通り、継続的なものです。
さらに会計用語で「キャッシュフロー」と言った場合、現金そのものの流れを指します。「キャッシュフロー」は、会計操作でコントロールされる前の現金なので、より正確に事業実態を反映しています。

「不労所得」は「苦労無得」から始まる

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※出展:Bloomberg

1人の不動産投資家としての私の感覚では、家賃収入・不動産収入を「不労所得」と呼ぶには違和感があります。
「不労所得」という言葉からはどうしても、「何の苦労もせずにボロ儲け」という印象がぬぐえないからです。

家賃収入・不動産収入は、

  • 不動産を調査する
  • 資金を調達する
  • 不動産を取得する
  • 人に貸せる状態まで持っていく
  • 借り手を見付ける
  • 家賃を回収する
  • 空室を埋める

このような「労働」が無ければ手に入りません。

これは、印税やライセンス収入などの他の「不労所得」も同様です。
印税なども、作品づくりや広告宣伝・販売活動という「労働」なしでは成り立たない収入です。

どの「不労所得」も最初は「苦労無得」、つまり「一円の得にもならない苦労」を積み重ねなければ成果は得られません。
これこそが、「情熱がないと起業はうまくいかない」と言われている所以(ゆえん)です。

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