引越し先を探している。
1) ポータルサイトで気になる物件を見つけて、
↓
2) 場所を調べて、
↓
3) 現地に向かう。
という作業を何度か繰り返していたが、これという物件が見つからない状況が続いていた。そこで、気分転換のために不動産屋を訪問した。
入居者は軽視されがち(貸主が優先)
自己所有物件の入居者募集を町の不動産屋に何度か依頼した経験から、町の不動産屋は入居者の希望条件よりも、貸主の意向を優先する傾向があると思う。優先されやすい物件は、
- 広告料を多くもらえる物件
- 親会社や自社の所有物件(またはサブリース物件)
- 付き合いが長い大家の物件
- 空室が長引くと文句を言ってくる大家の物件
など。
上記のような事情は入居者にとって正直どうでもいいことだ。
- 安い
- 便利
- きれい
- 広い
こういった条件の方がよほど重要なのだが。
現実は妥協の産物
とはいえ、不動産屋は儲けなければ会社が回らない。うるさい大家を無視するわけにもいかない。大家から嫌われたら物件を仕入れられなくなってしまう。
入居者にとって都合の悪い事実は、条件の良い物件は表に出る前に売れてしまうという点だ。
入居者にとって少しでも魅力的な物件に出会うためには、レインズ(不動産情報網システム)に登録前、または登録直後の情報に触れる必要がある。
結局は、町の不動産屋に関わらざるを得ないわけだ。
宅建業免許を取得してレインズにいつでもアクセスできるようにするという手もあるが、すぐにでも引っ越したい人にとって有効な選択肢ではない。
町の不動産屋を訪問する前に必ずやっておくべきこと
町の不動産屋を訪問することにしたが、以下2点には注意した。
1) 30分で、この不動産屋に仲介を依頼するかを判断する。
2) 判断基準は、こちらの無理めの要求に可能な限り対応する気があるかどうか。
2)については、相場より2〜3割安くて希望条件に合致した物件を複数、訪問前に準備しておくことで試金石とした。その物件の元付業者(貸主や代理や管理会社)に確認して、おとり物件でないことは調査済みだ。
物件情報を準備しておく理由は、不動産屋に本気を出してもらうためだ。
希望条件を伝えたとたんに、
(そんな都合のいい物件あるわけねぇだろ、バカかこいつw)
と顔に出る不動産屋を何人も見てきたから。
この事前準備をしておくことで、不動産屋の相場観をある程度崩すことができる。
結果的に不動産屋さんにやる気を出してもらうことができた。
詳細は後日別記事で。