TOKYO創業ステーションの週末起業セミナーを受講しました。
最初の30日が大事!起業準備でやるべき『テッパン』行動
最初の30日が大事!起業準備でやるべき『テッパン』行動
■セミナー内容
>今日はこんな方に向けてお話しします。
- 起業に興味があり何か始めてみたい人:
→30日後に生活がガラッと変わって欲しい。 - 行動が続かない人:
→起業は趣味と同じ。やらなくてもいいこと。行動を続けるためにどうしたらいいか。
必要な情報、ノウハウは人それぞれ。事業、ステージ、財力は全員違う。
>本日お伝えしたいことは
- 起業に必要なマインドや覚悟とは
- 起業に成功した人の初動は何?
- 最初の30日のスケジュール
どうせうまくいかないから安心してやってください
→実践していないことは机上の空論。会社員を辞めずにやっていきましょう。
>講師自己紹介
- 新井一さん
- 1973年生まれ
→40代最後の年 - いじめ・バブル崩壊・一家離散を経験
- 1996年に初売り上げ4500円
→努力すればうまくいくわけではない。どこに自分の身を置くか(ポジショニング)が全て。 - 2011年に会社員を卒業
- 会社員のまま始める起業準備サロン(起業ワンエイト)を運営
- 生き方の選択肢を増やし、モヤモヤしない人生を創る
>過去、新井のセミナーを受けた方へ
- まだ情報収集中ですか?
→2週間以内に行動を起こしましょう。 - 毒舌なので、人によってはイラっとするかもしれません。その場合はそっと閉じてください。
>起業しない方がいい人とは?
- すぐお金が欲しい人
→サロンの名前「ワンエイト」は、起業が軌道に乗るには18ヶ月くらいは掛かるから。 - 楽して儲けたい人
→「何もしないでお金が入ってくる」はあり得ない。努力して「楽をする」仕組みを作ることは可能だが。 - 今の会社に満足している人
- 上手くいったら起業したい人
→もうちょっと真剣に好奇心を持ってチャレンジして欲しい。 - 大企業で偉そうにしている人、プライドの塊みたいな人
- 今の自分、会社、日本がこのまま安泰と思っている人
>起業した方がいい人とは?
- 自分で自由に働きたい人
- 思いやりがある人
→ビジネスは「思いやり」から始まる。人の困りごとに気付ける人にはセンスがある。 - 今のままではまずいと思っている人
- 出世しなかった人(処世術などが苦手)
→絶対に起業した方がいい! - 不器用な人
- 先輩に可愛がられることが多い人
※小麦ジャンキー太郎注:「処世術が苦手」と矛盾している気がするが…。
>気にしなくていいもの
- スキルがない。
→お店のオーナーさんなどは、個人的なスキルが商品につながっているわけではない。 - お金がない。
→お金は掛けない方がいい。 - 自信がない。
- アイデアがない。
→自分の経験を「冷蔵庫」と考えれば、中の材料を見ないといけない。
>起業したい人の前提
- 起業アイデアは全ての人が既に持っています。
→スキル、人脈、地縁、地の利、家業、経験、教育、etc - あなたは会社やプライベートでそれらを使って生活しています。
- さっさとそれを商品化するだけです。
>気にしなくてはいけないもの
- 時間がない。
→時間は必要です。一日30分くらいでもいい。起業の優先順位を高めなければいけない。「起業=遊び」にすべき。 - 体調が悪い。
- 周囲の反対。
→話し合ってください。
>起業家成功者の初動事例
- 自己分析
- 時代分析
- リスク分析
1.自己分析
- 好きなこと・場所・時間
→Do「やること」だけではなく、Be「ステータス・状態」だったりもする。 - 得意なこと
→人と違う特徴があれば何でもいい。 - 嫌いなこと・場所・時間
→どんなに好きなことでも、嫌いなことが少しでも含まれていたらやる気を失ってしまう。 - やりたいこと
- 嫌な働き方
→こういう人と一緒に働きたくない、こういった場所では働きたくない、とか。 - 理想の働き方
2.時代分析
- 上りのエスカレーターを探す
- 増える・減るもの
- 好かれる・嫌われるもの
- 法律の変化
- 技術の変化
- 大企業の変化
3.リスク分析
- 起業のために使える自己資金
→初期費用、月々の費用、借入(返さなきゃ!と思うと焦る→焦ると失敗するので最初は借金しない方がいい)。
>1週間区切りの上手な時間活用法
- 第1週
→飛行機の離陸時と同様。思いっきり集中してやってほしい。
– 決意と目的
– 3つの分析(自己・時代・リスク分析)
– アイデアリサーチ:アイデアはポンと浮かぶのではなく調べるもの。 - 第2週
– 3つの分析(自己・時代・リスク分析)を継続する
– アイデアリサーチの継続
– 人間関係の可視化 - 第3週
– 情報の断捨離
– ドリームキラーとの距離:「お前に起業なんてできるわけないだろ」みたいなことを言う人とは離れる。
– 生活ログ:人生を変えるには時間の使い方を変える。 - 第4週
– 銀行口座を作る(個人名でいい)
– ビジネス専用のクレジットカード
– 名刺:名刺を作るには屋号・肩書き・事業名などが必要。何をしなければいけないかのチェックリストになる。
>それ以降にやることは?
- マーケティング
- セールス
- 資金調達・投資
- 複線化
- 新規事業
↑これらは2年目・3年目以降にやること
>まとめ
- 起業は、やりたい人だけがやるもの
- 好きなことをする
- 嫌いなことをしない
- カタチから入る
- 上りのエスカレーターに乗る
→考えない。調べる。会社員を辞めない。
>成功したいなら!
■Q&A
Q. 今の仕事を辞めるタイミングは?
→A. 家族が数年食べていけるお金があるか、収入があるか、それ次第。
Q. 起業まで4ヶ月あるのですが何をすべきでしょうか?
→A. 固定客を作る。
Q. 副業禁止の会社に勤めています。
→A. 転職する。内緒でやる。顔と名前を出す必要のないビジネスをする。
Q. 初めてのお客様はどうやって見つければいいか?
→A. 紹介。
Q. 市場価値が低いところで行うビジネスはダメでしょうか?
→A. 林業とか骨董品PCとかでも儲けている人はいる。考え方次第。
Q. 上りエスカレーターの市場はどうやって確認すればいいか?
→A. そのような市場なら商品を出せばすぐに売れるので分かる。
■感想
この講師さんの本もセミナーも見たことがあったのですが、私の力不足でなかなか成果に結び付いていません。復習のために受講したのですが、
「まだ情報収集中ですか?行動しましょう」
と言われてしまいました。耳が痛い…。
「毒舌」と「人を傷つける言動」はほぼ同義です。この方の指導の下で活動を続けられる人は相当メンタルが強いのでしょう。私には無理だな…。
「人生100年時代」では、ほとんどの人が「起業」を宿命づけられています。ただ、多くの人は私同様そんなにメンタルが強くありません。「メンタル弱めの人」向けの起業塾にはかなりニーズがあるような気がします。これが「ポジショニング」ということか。まずは、自分自身の「起業」を軌道に乗せられるよう行動を続けたいです。