海老名市立中央図書館で民間と公共の対立を見た

武雄市の図書館で有名な「ツタヤ図書館」。
海老名にもあります。

海老名市立中央図書館

かっこえぇ!
内部もおしゃれで清潔。わが自治体の図書館とは大違い…。

本棚っていいですね(自宅には要らないが)
手の届かない上方の棚は転落防止対応済
都心の巨大書店にでもありそうなディスプレイ
本棚最高!(自宅には要らないが)

閲覧席には余裕があり、地元の中高生っぽい若者たちが大勢利用していました。

しかし、「ツタヤ図書館」自体を苦々しく見つめている人たちもいる模様です。いわく、

  • 図書分類が独特。
  • 郷土本が捨てられた(一部)。
  • 地元と関係のない本が置かれている。
  • 館長を含むスタッフの司書資格保持率が低い。
  • Tカードで個人情報を集めて商売に利用している。

とのこと。個人的には、どれもちっぽけな問題にしか思えないのですが…。
居心地が良くて、若い人が集まり、読書や学習の拠点として機能していることのほうが、メリットとしてはるかに大きいように感じます。

世代間対立や、一般人と専門家との断絶などを「ツタヤ図書館」はあぶり出してしまったのかもしれません。

参考

なぜ地方都市に「TSUTAYA図書館」が次々とつくられているのか?(貞包 英之) @gendai_biz
近年、図書館での「滞在」に対する関心が高まっている。それを象徴するのが、カルチュア・コンビニエンス・クラブの手で造られたいわゆる「TSUTAYA図書館」の人気である。しかし、多くの人の反感を買っている。それはなぜか? 伝統的な図書館像を打ち壊す背景にあるものとは?
「本を愛する人」からTSUTAYA図書館が嫌われる理由
TSUTAYA図書館に対する「排除ムード」が広がっている。かなり強いバイアスのかかった「ネガ情報」が横行しているが、筆者の窪田氏はこの流れに違和感を覚えるという。なぜなら……。
沖縄に20年契約のツタヤ図書館が誕生…村民無視、村議会でも議論なしの異常事態
「日本一人口の多い村(約4万人)」として知られる沖縄県読谷村が、全国でTSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を、図書館の運営者に選...
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