一人暮らしをする理由は「親の価値観というリミッター」を外すため

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(出展:J for Jamie

「なぜ人は家を借りるのか」

「なぜ人は家を借りるのか」。

貸家業の根本とも言える疑問です。
細かい仕事に忙殺されていると、初心を忘れてしまうことがあります。
たまには基本に立ち返ってみるのも、良い気分転換です。


最初に思いつくのは次のような回答です。

  • 親元を離れて独立するから
  • 現在の家に不満があるから
  • 現在の家を出なければいけない理由があるから

等々。

「親元を離れて独立するから」

「親元を離れて独立するから」という答えにも、
「では、なぜ親元を離れたいのですか?」と再度質問することができます。
すると、以下のような答えが返ってくるかもしれません。

  • 「一人暮らし」という経験をしてみたいから
  • 親に気兼ねせず生活したいから
  • 恋人と暮らしたいから

等々。

「一人暮らし」という経験をしてみたいから

「『一人暮らし』という経験をしてみたいから」という回答にも、
「ではでは、なぜ一人暮らしをしてみたいのですか?」とまたまた質問することができます。
すると、更に次のような質問が返ってくるかもしれません。

  • 経済的に自立したいから
  • 住んでみたい場所があるから
  • 「パラサイト」と言われるのがイヤだから

等々。

「経済的に自立した個人」という理想像

中世以降の近代では、「経済的に自立した個人」が理想像として語られる事が一般的でした。
しかし21世紀以降、「シェア」、「ソーシャル」、「インターディペンデント(inter-dependent。自立した個人同士が助け合うこと)」など、どちらかと言えば他者と助け合うことが、より望ましいライフスタイルになってきています。

とはいえ、全ての人間が共同生活を送るようになる、と考えるのも非現実的です。
私のような「ぼっち」、他人からの干渉を嫌うような人種がこの世から消えてなくなるとは思えないからです。

「一人暮らし=自立している」という概念を無条件に受け入れた人は思考が止まっている

「一人暮らし」に関して、以下のような辛辣な意見を目にしました。

「一人暮らし=自立している」という概念を無条件に受け入れた人は思考が止まっているだけ

(引用:あらたメディア

確かにその通りかもしれません。

私自身、働き始めてからも実家パラサイトを何度も経験しています。
家事の分担や、経済的負担(月に3~4万)もしていましたが、一人暮らしに比べれば負担は微々たるものです。
不動産の投資資金を貯める事ができたのも、パラサイトを許してくれた両親のおかげです。

私が実家を出た理由は、
「居心地が悪くなった」
からです。

実家は商売をやっていることもあり、経済的な話(お金の事)がいつも話題の中心になっていました。
それも、「お金が儲かってしょうがない」という話ではなく、逆ベクトルの話です。
今思えば、「家業をつげ」という圧力だったのかもしれませんが。

「甘え」と言うやつが「甘え」

実家暮らしは「甘え」と言われればその通りですが、人は誰しも「甘え」の要素を持っています。

例えば、日本に生まれたというだけで、最貧国の人々に比べて日本人は「甘え」ています。
戦災・災害・事故などで親を幼少期に失った人々に比べて、20歳になっても30歳になっても親が健在な人たちは「甘え」ています。

パラサイトのメリット・デメリット

パラサイトのメリット

パラサイト(=実家暮らし)の一番のメリットは、何と言っても経済的負担の少なさでしょう。
家事を親が肩代わりしてくれる点も大きいです。
親との関係が良好な場合には、安心感や「つながり」という精神的メリットもあるかもしれません。

脱・パラサイトのメリット

逆に、親元を離れること(=一人暮らし)の一番のメリットは、精神的な自由です。
親などの家族は、一種のリミッター(=安全装置)です。
やりたいことを突き詰めるためには、リミッターを外す必要があります。

何歳になっても、
「親が『やめろ』と言っているから」
「親が『やれ』と言っているから」

という理由で自分の仕事や行動などを決める人がいます。

この人たちは、明らかに「リミッター」で行動が制限されています。
それが本人にとって幸せなケースもあるのかもしれませんが。

以下、一人暮らしのメリット・デメリットをテーブルにまとめました。

メリット デメリット
パラサイト (物理的)経済的負担が少ない
(精神的)楽、安心
(物理的)特になし
(精神的)家族の価値観の影響を受ける
一人暮らし (物理的)特になし
(精神的)リミッターが解除される
(物理的)経済的負担、家事
(精神的)孤独、不安

脱・パラサイトのタイミング

極端に言えば、親や家族と一緒にいて何の息苦しさも感じない人は、親元を離れることはないでしょう。
裏を返せば、自由や変化を求める人は、親元を離れる必要があります。

変化を求めるから、人は家を借りる

「なぜ人は家を借りるのか?」
の答えは、
「変化を求めるから、人は家を借りる」
と言えそうです。

自由や変化を求める人が、のびのびと快適に暮らせる住まいを提供する。
それこそが、貸家業者の務めと言えるかもしれません。

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