「無職」という呼称を撲滅するために不動産投資を始める

FIRE・セミリタイア

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神戸市須磨区で、99歳の人が自殺したとみられるニュースがありました。

  • 100歳になりたくなかったから
  • 孤独だったから
  • 寂しかったから
  • 将来(?)に希望が持てないから

などの理由が取沙汰されていますが、本当の理由は亡くなってしまった本人にしか分かりません。隣の尼崎市に住んでいる家族の世話にもなっていない点から考えると、健康状態は良好だったのでしょう。たまたま足を滑らせて海に落ちてしまっただけかもしれません。

「自殺か事故なのか」「その理由は」という話以前に気になるのが、「無職」という肩書です。

この女性は、「兵庫県尼崎市の無職女性(99)」という肩書で世界に名を残してしまいました。死してなお「無職」という不名誉な称号を送られなければならない意味がよく分かりません。軍人なら二階級特進ですが、一般の年金生活老人は死んだら無条件で「無職」という最底辺に追いやられてしまいます。

退職されたような年齢の方の「無職」はやめよう

「無職」「肩書」などで検索していたら、マツコさんと有吉さんがダラダラ話しているだけの番組がヒットしました。

今まで真面目に頑張って働いてきたのに、定年退職した途端に肩書きが「無職」になるって、けっこう切ない。番組を見た視聴者からも、有吉やマツコと同じように「違和感を感じる」と共感する声が多く寄せられた。

※出展:アメーバニュース

お二人も視聴者も、もっともなことを言っています。
しかし、新聞記者たちは全く違うことを考えているようです。

どこの新聞でも使っている表記ですから

『無職』という肩書きが望ましいか望ましくないかは、どこの新聞でも使っている表記ですから、ふさわしくないことはないはずです。

※出展:exciteニュース

「どこの新聞でも使っている表記ですから」という理由で正当化するのは、どう考えてもおかしな話です。

  • 周りの人がやってるから大丈夫
  • みんなやってるから大丈夫
  • これが「普通」だから大丈夫
  • 常識的に考えて大丈夫
  • 偉い人が「大丈夫」って言ってるから大丈夫

と言うのと全く同じで、完全なる思考停止状態にしか思えません。

とはいえ新聞記者に「良識を持った報道」を期待しすぎれば、かえって彼らの報道の自由を損なってしまうかもしれません。他人に期待するよりも、万が一自分が新聞に載ってしまった時に「無職」と書かれないよう自衛策を講じる方が確実かつ建設的です。

不動産投資をしていれば「無職」ではない

中古マンションでも貸家でも、一軒でも家賃収入が発生していれば、それは「事業収入」です。たとえ家賃が発生していなくても、個人事業の届け出さえ出していれば、その人は「個人事業主」です。

不動産投資には、

  1. 自分の代わりに不動産が稼いでくれる。
  2. 資産規模が大きくなればなるほど、稼ぎやすくなる。
  3. 住宅を見る目が養われる。


などのメリットがありますが、
4.「無職」と呼ばれなくなる
というメリットも付け足すことができるようです。

99歳になっても不動産投資を続けるのであれば、ほとんどの作業は管理会社やリフォーム業者任せにしなければいけないでしょう。それでもやろうと思えばできないことはありません。
「無職」という不名誉な称号を避ける方法は、何も不動産投資には限ったものではありません。それまでの会社人生や趣味で培ったスキルを活かして、自営業・個人事業として少額でも稼げるようになれば、「〇〇歳無職」といった肩書からは逃れられます。

仕事というのは最強の暇つぶし

岩崎夏海さんも書いていましたが、「仕事は最強の暇つぶし」です。
自分が投資の意思決定者で、しかも自分の報酬に100%反映されるような仕事をしていると、誰かに雇われてやるような仕事には一切魅力を感じられなくなってしまいます。

冒頭の99歳の女性も、自分ができる範囲で個人事業をしていたら、

  • 周りに人がいない
  • 寂しい
  • 浮いてしまう

などの愚痴をこぼしている暇もなかったことでしょう。

超高齢化社会の日本では、高齢者の自殺を巡る議論は尽きないものと思われます。金銭・精神の両面からも、日本人にとって個人事業・副業はますます欠かせないものとなっていきそうです。

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