雨戸を自力で修理して14,000円得した話

リフォーム・DIY

amado

雨戸のストッパーが壊れていたので、修理を実施した。

ストッパーが元に戻らない

ストッパー部分が下がったまま、元に戻らなくなってしまっていた。
stopper-on

古いタイプの雨戸では、金具が雨戸の下に飛び出すようになっていて、レールの穴にハマることで外から開けられない仕組みになっている。
気休めのような防犯対策だ。

この金具部分が元に戻らなくなっていた。
無理やり開けることもできるが(防犯になっていない)、飛び出した金具がレールを引きずる形になるため、レールの破損を招く恐れがある。
また、雨戸が開けづらいという問題点もある。

修理の見積もりは14,000円

このままでは入居者さんに申し訳ないと思い、修理見積もりのために業者さんを呼んだ。

(私)「古いタイプのものなので、部品がなくて修理が難しいようでしたら、ストッパーの金具を削り取ってもらっても大丈夫です。」
と伝える。

二日後、見積書が届いた。

estimate

雨戸1枚のストッパーを削るだけで14,000円はどう考えても高すぎる。

自力で直すことにした。

雨戸をレールから外す

まず、修理のためには雨戸をレールから外す必要がある。

ふすまや引き戸などの建具と同じように、雨戸も上に持ち上げてから、手前に引き出すことで外すことができる。
ただしこの家は、ベランダの手すりが雨戸手前まで張り出しているために、雨戸を手前に外すことができない。

ベランダの手すりを取り外すとなると大仕事になってしまう。
違うアプローチが必要だ。

雨戸を開いた後に収納するための「戸袋」という箇所がある。
その戸袋のフチをふさいでいる留め具を取り外すことで、雨戸をスライドさせて取り外すことができる。

以下の写真の、上下の留め具を取り外す。
end-bottom_on
end-top_on

取り外し方は、ドライバーでネジを回すだけ。
取り外した状態。
end-bottom_off
end-top_off

雨戸のある場所は2階なので、転落死してしまわないよう注意が必要だ。
わざわざ業者さんに修理を依頼しようと思ったのも、危険を避けるためだった。

雨戸の取り外しに成功。
amado-put

あっけなく直る

飛び出した金具部分を削り取る前に、金具部分の構造を確認する。
amado-bottom

これならドライバーで分解できそうだ。

分解する前に何気なく「開」ボタンを押してみた。
すると、あっけなく金具が引っ込んだ。
stopper-off

ゴミが引っ掛かっていたのか、機構が古くなっていたからなのか、何らかの理由で金具が元に戻らなくなっていただけのようだ。
雨戸を外したことが良い方向に作用したのかもしれない。
なぜか直ってしまった。

後始末

業者さんには、
(私)「いじっていたら直りました。また本格的に壊れたらお願いします。」
と言って見積もりのお礼を伝えておいた。

再発する可能性もあるが、とりあえず14,000円の支払は先送りできた。
何ごともトライしてみる価値はあるものだ。

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