引越し先を探していた時、「入居者募集に困っているのだろうな」と思われるアパートを見てしまった。
以下に、内見者・入居者目線で感じた問題点を記録しておく。
ゴミ捨て場から感じられる入居者の質
このアパートにはゴミ出しの時間を守らない入居者がいるようだ。収集箱の外にはダンボールも転がっている。
どうやら分別ルールを守らない入居者もいるようだ。
郵便受けをブロックしている放置バイク
他人の迷惑を省みない入居者がいるのだろうか。
よく見ると、全ての郵便受けの入口がテープでふさがれている。もともと使われていない郵便受けのようだ。郵便受けの前に堂々と停めているのも、そのせいかもしれない。
しかし、初めてこのアパートを訪れる内見者にとっては、「このアパートの入居者は曲者ぞろいだな…」と思わせるのに充分な陳列であることに違いはない。
雑草に埋もれた放置自転車
アパートの空き地には自転車が放置されていた。
数か月後には雑草で覆われてしまうだろう。
階段の舗装の割れ目からは雑草が伸びていた。
そんなにひどい状態ではないが、丁寧な手入れがされていないことはよくわかる。
玄関ドアを開放したままの開放的すぎる住人
一瞬、「内見のために開けてくれているのか?」と思ったが、内見予定の部屋とは部屋番号が違う。
のちほど、中から住人が出てきた。ふつうに入居している部屋のようだ。暑さ対策で玄関ドアを開けていたのかもしれない。
警戒心がないのか、プライベートと共用空間を混同しているのか。
使う気のしないコインランドリー
物件情報には「敷地内にコインランドリーあり!」という記載があった。
できれば大物家電は買いたくない。荷物が増えて、引越しが面倒になるからだ。コインランドリーが近くにあるという点は、私にとっては魅力だった。
しかし、一般的な「コインランドリー」とはかなりイメージが違うものだった。
洗濯機と乾燥機が各一個だけ。床にゴミやゴミ袋が落ちていて、使う気にはなれない。
内見現場に現れない案内人
当日は14時に現地で待ち合わせだったが、14時10分になっても担当者が現れない。
担当会社に電話してみると、「内見案内の担当者は現在会議中です。」との返答。
どうやら、連絡がうまくいっていなかったようだ。
14時20分くらいに折り返しの電話が掛かってきた。ひと通りお詫びの言葉をいただいた。
部屋の鍵は番号式のため、鍵番号を教えてくれるような雰囲気だった。しかし、共用部分を見ただけで「この物件はないな。」と感じてしまったため、丁重にお断りした。
まとめ
この物件は、敷金・礼金・仲介手数料無料、さらにフリーレント付きで家賃も3万円未満、という激安アパートだった。
安さにつられて見に行ったが、管理状態の悪さや入居者のマナーの面から、安さの理由が分かった気がする。
住む場所には全くこだわりがないが、リラックスできない環境はマズイ。入居者のマナーが悪い共同住宅に住むと、結局ストレスがたまってしまう。
内見者の立場になったときに、私が注目するのは以下の4点だ。
- ゴミ捨て場
- 郵便受け
- 駐輪場
- 廊下
これらが汚いかどうかで、入居者のマナーはだいたい分かる。
この物件は、
- 入居者が集まらない。
- 家賃などの募集条件を下げる。
- マナーの悪い入居者が入る。
- 管理状態が悪化する。
- 家賃が安いため、管理状態改善にお金をかけられない。
- 入居者が集まらない。
- 家賃などの募集条件を下げる。
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このような負のスパイラルに陥っているように見えた。反面教師として参考にしたい。