古い畳をリフォーム:予算別・5通りの和室再生の方法

damaged-tatami

価格の安い中古戸建を購入する場合、「和室の畳のリフォーム」という工程は避けられない。
この記事では「安さ」「見た目」「手軽さ」という3つの観点に着目しつつ、5種類の畳のリフォーム方法をお伝えする。

1)いぐさシート張り

08_cut-sheet

既存の畳はそのままに、上に「いぐさシート」を敷き、端にピンを刺して留める方法だ。いぐさシート(6畳)は、5,000円程度でホームセンター等で購入することが可能。

畳の寸法は地域や家によっても微妙に異なるため、市販のシートがピッタリと合うことはまずない。シートの一部を切り取ったり折り曲げたりするなど、寸法の調整は必要となる。

内見者・入居者が見るとすぐに「あ、シート敷いたな。」とバレてしまうので、見た目が良い方法とは言えない。古い畳をそのままにしておくよりはマシ、という程度である。

評価

安さ
見ばえ
手軽さ


2)クッションフロア張り

cf
※出展:リノコ

本来はフローリングの上に敷くクッションフロアだが、畳の上に敷くことも不可能ではない。ただし畳には凹凸があるため、畳とクッションフロアの間に板を敷くなどして水平を保ってから、クッションフロアを敷いた方が望ましい。また、畳が湿気で腐ってしまう可能性も高いため、調湿材を多めに設置したり、数年に一度畳を干したりするなど、湿気対策も必要となる。

クッションフロアには、91cm幅または182cm幅の2種類がある。必要な長さだけ購入して利用することになる。
6畳一部屋分のクッションフロア本体の費用は約8,000円(※)である。
その他に両面テープ(1,000円弱)なども必要となる。
※182cm幅1m長さ1,500円のクッションフロアを、江戸間(260cm×350cm)用に購入した場合。182cm×260cm×2枚で計算。

内見者・入居者が床を歩いたり触ったりすると「あ、クッションフロア張ったな。」とすぐに分かってしまうため、間に合わせ感はぬぐいきれない。パッと見は洋室のように見えるため、第一印象は良い。

評価

安さ
見ばえ
手軽さ


3)表替え・裏返し

surface-exchange
※出展:中村畳工業

既存の畳が比較的新しい場合(新調から10年以内)にしか使えないが、畳本体を残しつつ表面を張り替えたり、裏地を使う方法だ。
DIY(日曜大工)で実施するには難易度が高く、一般的には業者に依頼する必要がある。
繁忙期(2月~3月)の場合、業者のスケジュールが埋まってしまっていて、見積もりから工事完了まで1か月以上掛かることもある。

平均的な費用は畳1枚あたり3,000円程度で、6畳なら約18,000円となる。

畳自体は新品と遜色ない状態に仕上がり、見た目も良い。ただし壁面が古い砂壁の場合、真新しい畳と古ぼけた壁という、不自然な組み合わせの部屋になってしまうという欠点もある。壁面にもペンキを塗るなど、壁のリフォームも同時に実施した方が、見た目のバランスは良い。

評価

安さ
見ばえ
手軽さ


4)畳新調

new-tatami
※出展:大得工務店

既存の畳が古く(新調から10年以上経過)、本体の固さが失われてしまっている場合、畳の表替え・裏返しという手法を取ることは難しい。
畳を新調する場合、畳1枚あたり12,000円程度(※)の費用が掛かる。6畳の部屋なら約72,000円だ。
※既存畳の処分費2,000円/1枚を含む。

畳新調の場合も、表替え・裏返しの場合と同様に壁面のリフォームも同時に実施した方が望ましい。畳新調の費用と壁のリフォーム費用を合計すると、総額は10万円近くになる。フローリングに抵抗がないのであれば、いっそのこと次に挙げる「フローリング張り」を実施した方が良いかもしれない。

評価

安さ
見ばえ
手軽さ


5)フローリング張り

flooring
※出展:Wikipedia

畳を撤去して、フローリング工事を実施する方法だ。

DIYでフローリングを張るという手もあるが、

  • 時間や手間が掛かる
  • 危険を伴う
  • 仕上がりが素人っぽく見えてしまう

などの問題点は残る。

業者にリフォームを依頼した場合、洋室化に掛かる費用は一部屋10万円程度(※)である。繁忙期の場合、見積もりから工事完了まで2か月程度掛かることもある。通常期でも、完了まで1か月は見込んでおく必要がある。
※壁のリフォーム費用は含まない。

評価

安さ
見ばえ
手軽さ


まとめ

上で挙げたいずれの方法にも、良い所・悪い所がある。
自身の予算状況や時間的余裕に応じて、最適な方法をその都度選ぶのが望ましいだろう。

私はフローリング張りをDIYでやったことがあるが、部材を運ぶ軽トラックで追突事故を起こしてしまったり、フロア材の寸法調整中に手の平をカッターで切って大出血してしまったり、完成まで数か月掛かったりと、トラブル続きだった。

DIYが好きでたまらないという方や、大工作業が得意な方にとっては、DIYフローリング張りも面白いかもしれない。特にDIYに思い入れがないのであれば、素直に業者に依頼した方がはるかに効率的であることは間違いない。

参考

「畳がボロボロの和室を激安予算でリフォームするには」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする