投資物件を購入したい人必見!不動産投資情報サイト大手5社を徹底比較。

不動産経営

不動産投資で物件を購入する際に、欠かせないのが「不動産投資情報サイト」のチェックです。
「不動産投資情報サイト」とは、「Yahoo不動産」に代表される、インターネット上で投資物件の情報を提供しているサイトのことです。

投資物件の情報を仕入れる方法

投資物件の情報を仕入れるには、大きく分けて以下2つの方法があります。

  1. 不動産屋さんから直接紹介してもらう
  2. 不動産投資情報サイトで探す


1)不動産屋さんから直接

不動産屋
※出展:wiseGEEK

不動産屋さんに、「いい物件があったら連絡してください」と伝えておいて、希望条件に近い物件が出て来たら紹介してもらう方法です。
インターネットに公開される前の掘り出し物件を、電話・FAX・メールなどで直接紹介してもらえます。

情報の質が高いのは確かですが、問題点としては「不動産屋さんからのアクションを待つしかない」という点です。
この方法は、積極的に物件を探している人にとっては、スピードが遅いと感じられるかもしれません。

2)不動産投資情報サイト

Web
(※出展:Fulton College

インターネット上で投資物件を探す方法です。
何千、何万という物件を登録しているサイトもあり、地域・価格・利回り・物件種別など、希望条件を指定して検索できる点が魅力です。

ただし、他の不動産投資家も不動産投資情報サイトの情報は見ています。
このため、良い物件はすぐに「売り止め」になってしまう可能性も高いです。

「売り止め」とは、誰かが投資物件に買い付けを申し込んだため、売主がOKする・しないにかかわらず、一旦募集が停止になっている状態のことです。「商談中」とも言います。
話がまとまらなければまた募集が再開されますが、商談中は他の人が買い付けを入れることはできません。

登録物件数上位5サイトを徹底比較

良い投資物件を購入したいのであれば、
「不動産屋さんからの直接連絡を待ちつつ、不動産ポータルでも投資物件を積極的に探す」
という両面作戦がベストな方法です。

以下、登録物件数が多い順に、大手不動産投資情報サイト5社を比較します。
(全て2015年11月17日時点)

(第1位)Yahoo不動産


インターネット最大手の一角、Yahooが運営する不動産投資情報サイトです。
登録物件数は、

  • 一戸建て:55,313件
  • マンション:42,223件

と圧倒的な数を誇っています。

強みとしては、何といってもその登録物件数の多さでしょう。

弱みとしては、一棟もののアパート・マンションの情報が無い点です。
他にも、広告スペースが多く、物件に関する詳しい情報がそれほど載っていない点も挙げられます。
ただし物件情報が乏しい点は、窓口になっている不動産屋さんに連絡すればいくらでも詳細情報は入手できますので、それほど気にする必要はありません。

(第2位)楽待


登録物件数は40,438件
Yahoo不動産に匹敵する物件数です。

強みとしては、

  • 接道状況、路線価、用途地域、ひとことコメントなど、詳しい物件情報
  • セミナー情報
  • 不動産投資コラム
  • メール通知機能
  • 非公開物件機能

など、不動産投資家にとって役に立つサービスを多数提供している点です。

あえて弱みを挙げるとすれば、画面下に常時表示される邪魔なバナー(右上の×で消せる)や、なんとなく垢抜けないサイトデザインくらいでしょうか。

(第3位)健美家


登録物件数は28,893件
Yahoo不動産や楽待と比べれば物件数は見劣りしますが、サイト自体は見やすく検索機能も豊富です。

強みとしては、

  • 予想年収
  • 不動産投資コラム
  • 不動産投資ブログ
  • 新着メール通知
  • 会員限定公開物件

など、ユーザー目線に立ったサービスを数多く提供している点が挙げられます。

弱みはあまり見つかりません。
バナーが多くてミスクリックしてしまいそうな点くらいです。

(第4位)ホームズ

ホームズ
登録物件数は11,397件

「ホームズ」と言うと、賃貸物件のイメージが強いですが投資物件も豊富です。

強みとしては、

  • 豊富な検索機能
  • 想定年収
  • 収益シミュレーション機能

といった機能面が挙げられます。

弱みとしては、検索結果画面で「PR情報」が3~4件表示される(ジャマ)という点、上位3サイトに比べると物件数が見劣りしてしまう点です。

(第5位)e-不動産

e-不動産

「e-不動産」へ移動するにはクリック


5位の「e-不動産」は、一気に物件数が下がります。
登録物件数は3,900件。

強みとしては、物件に「調査レポート」という一言コメントが付いている点くらいです。あまり強みと言えるほどのものでもありませんが・・・。
(「管理が行き届いてキレイです」とかその程度)

弱みとしては

  • 戸建の情報が無い点(マンション、アパートのみ)
  • サイトのデザインがひと昔のサイトのようで簡素。
  • 検索機能が貧弱

これらが挙げられます。

Yahoo不動産だけ見ていれば充分?そんなことはありません!

avoiding_pitfall
※出展:jobboom

上の物件登録数だけ見ると、Yahoo不動産だけ見ていればいいような気がしてきます。
そこで、他のサイトに登録されている投資物件が、Yahoo不動産にも登録されているかを調査しました。
以下は全て中古戸建限定です。

楽待 10件中5件(50%)
健美家 10件中2件(20%)
ホームズ 10件中4件(40%)

※e-不動産は戸建の登録なしのため比較不可

調査方法としては、

  1. 各サイトで新着順に10件を表示
  2. Yahoo不動産で地域別・価格順に表示
  3. 各サイトの投資物件が、Yahoo不動産に登録されているかどうか確認

という方法を取りました。
(検索条件:埼玉県、1000万円以下)

意外にも、Yahoo不動産では他サイト掲載物件の20~50%程度しかカバーしていない、という調査結果でした。

Yahoo不動産が登録物件数No.1だとしても、他サイトの新着情報までは手が回っていないようです。
当然と言えば当然ですが、各サイトで新しく登録された物件ほどYahoo不動産では登録されていない様子でした。

この調査結果から言えることは、
Yahoo不動産だけではなく他サイトでも新着物件を見た方が、条件の良い投資物件を見付けやすい
ということになります。

【結論】

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※出展:Tony Reiss

あなたが中古戸建を探しているのであれば、Yahoo不動産、楽待、健美家、ホームズの4サイトで新着情報をチェックすべきです。
そうすれば、物件の見落としはほぼなくなります。

中古戸建ではなく、あなたが一棟ものアパートやマンションを探しているのであれば、楽待、健美家、ホームズ、e-不動産の4サイトをチェックすると良いでしょう。

もし複数サイトをチェックする時間が無いのであれば、登録物件数上位のサイトを優先的にチェックすれば、効率的な調査ができます。

参考までに、当サイトでは不動産購入にかかる手数料・税金の計算ツールも提供しています。
必要に応じて以下コンテンツもご覧下さい。

長文にお付き合いいただきありがとうございました。

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