札幌空室対策の事前準備

不動産経営

札幌の空室物件対策のため以下作業をおこなった。

管理会社にお礼と打ち合わせのため電話

退去日の急な変更

trouble

元入居者は、かなり手のかかる人だった。
例えば退去日に関して。

退去当日に私も立会いたかったが、元入居者がなかなか退去日を確定してくれなかった。
私は神奈川県在住のため、札幌を訪問するには前もって宿と航空券を予約しなければいけない。

やっと元入居者が退去日を決めてくれたかと思えば、契約期限の9/15から3日前、9/12に退去日を早めてほしいとのこと。
その電話が管理会社に入ったのは9/11。変更希望退去日の前日だった。

急な話にもかかわらず退去立会いをしてくれた管理会社には、感謝の言葉しかない。
地元の優良な管理会社に業務委託しておけば、柔軟に対応してもらうことも可能だ。

もし自主管理だったら、「いつになったら退去日決めるんじゃ、ボケー!」とイライラしてしまっていたことだろう。航空券の変更手数料までかかるところだった。
管理委託しておいてよかった。

入居者負担・大家負担分の決定

退去立会いをしてくれた管理会社が、原状回復作業の内訳および現場写真を送ってきてくれた。

撮影してくれた写真と照合しながら、この作業は省きましょう、この作業は実施しましょう、という風に段取りを決めた。

原状回復費用は合計で14万円弱。

うち約12万円は敷金の一部(元入居者は敷引き了承済)・クリーニング費・水周り消毒費でまかなえた。実質的な支出は2万円程度で済んだ。

管理会社が優秀だと、原状回復費負担も少なくて済むというメリットもある。

テレビアンテナ業者に電話

元入居者が最後まで不満を持っていたのが、テレビの受信状態だ。

たしかに私が素人工事でつけた安物アンテナだから、元入居者の言い分が正しいかもしれない。
本物のアンテナ業者を呼んで、受信状態をチェックしてもらうことにした。
状況によっては受信状態改善工事も実施する。

屋根業者に電話

北海道の物件では「スガ漏れ」が心配だ。
※「ガス漏れ」ではない。

新たに解けた水は屋根先の氷に遮られ、行き場がなく屋根に留まります。
すると、屋根の中に染みてきます。これを「すが漏れ」と言います。

※出典:Reformiya

他の大家さんのコラムを見ていたら怖い記事があった。

屋上点検でマンションの屋根にのぼり、周りのマンション・アパートを見回してみたら、屋根に大きな水たまりができている建物がたくさんあった、という内容の記事だ。

スノーダクト(※)がゴミでふさがってしまうと、雪解け水が屋上にたまってしまうようだ。

北海道で多く見られる屋根のひとつにスノーダクト方式と言うのがあります。
この屋根はM字型をしており、M字部分に溜まった雪がヒーターや生活排熱で暖められスノーダクトにゆっくり流れ込むように設計された屋根のことです。

※出典:すけみつ

私はスノーダクトの構造や屋根に詳しくないので、地元の屋根リフォーム業者を呼んで、点検することにした。

冬服を確保

札幌の秋は短い。
週間予報では9/29の予想最低気温は9度(寒!)だ。
夏服ではあっという間に風邪を引いてしまう。

冬服は実家に置いてきてしまった。
荷物引取りのため、レンタカーを予約しておいた。
レンタカーでストーブ・毛布・冬服などを引き取ってくる予定だ。
札幌でもレンタカーを借りる可能性があるので、運転の練習にもなるだろう。

まとめ:空室対策は迅速かつ気長に

この物件は、交通の便が良いわけでもないし、新築でもない。次の入居者が見つかるまで半年以上かかるかもしれない。

そうは言っても、早期入居の可能性をあきらめてはいけない。私が札幌に滞在できる期間も一週間と短いが、やるべきことは迅速に対応し、あとは天運を待つ。

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