「クレームは物件改善のきっかけ」と思わないとやってられない

リフォーム・DIY

不動産屋さんから電話がありました。
入居者さんからご相談というかクレームがあったようです。

出窓からの雨漏り

台風の影響かもしれませんが、1Fの和室の出窓から雨漏りが発生したとのことです。

「出窓」とは、壁から外に飛び出す形をしている窓です。
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※出展:R-STORE

壁と出窓の間の雨仕舞(防水部分)がしっかりしていないと、水分が入ってきてしまうことがあるようです。
参考:アイジーコンサルティング

シャワーと排水の問題

また、シャワーが場合によってはほとんど出ない時があるそうです。
水圧の問題ではなさそうです。止めて出して、を繰り返していると、出が悪くなる時があるとのことです。
さらに、排水路の勾配の関係か台所や浴室の排水が流れにくく、場合によっては逆流してしまうそうです。
汚水の臭いがキツイ時もあるそうです。

擁壁の心配

最大の懸念は、家が建っている擁壁(ようへき)の安全性です。
確かに一部亀裂が入っているところがありました。
「ただちに影響はない」だろうと思っていましたが、近所の人からの指摘もあったそうで、入居者さんはかなり心配になっているようです。
ご近所さんも余計なことをしてくれます。まぁ、もし崩れて自分の家に被害が及んだら・・と心配になる気持ちは分かりますが。

ちなみに「擁壁(ようへき)」とは、建物の地盤の盛り土などを留めておくための石垣のようなものです。

土木工事で盛り土や,切土における斜面の土砂がくずれるのを防ぐために設ける土留め構造物。

※出展:コトバンク

下記の写真のような構造物です。
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※出展:吉田産業

入居者さんに安心して長く住んでいただくためには、早急な補強が必要です。
出費もかなりのものになりそうで、もろもろ気が重いですが避けられない試練です。

今後のタスク

以下、自分用ToDoリストです。
1) 近所の大工さんに連絡し、雨漏りと擁壁補修の見積り
2) 遠方の大工さんにも同じく雨漏りと擁壁補修の見積り。
3) 水道設備業者さんに、シャワーと排水の件を相談。
4) 共済のコールセンターに、石垣が万が一崩れた場合の近隣や入居者さんへの補償があるかどうかを確認。

全部やっているとお金がいくらあっても足りなそうなので、優先度の高いところから手を付けていく必要があります。
とはいっても、どれも生活に関わる不備です。
どれか一つだけほっておく、というわけにもいきません。

「不動産投資は、購入前だけではなく購入後・入居後にもお金がたくさん掛かる」ということを、改めて体感しました。

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