34歳で経済的自由を達成した、という人の話を読んだ。
経済的自由を達成するためには、次の7つの行動が欠かせないという。
以下引用。
1)何をしているときが一番幸せかを理解する
多くの人々は、自分に少しも幸せをプラスしないもののためにお金を使っている。
大多数のために作られた台本どおりに生きることに精一杯で、自分達が実際に何をしているかもわかっていない。
もっともではあるが諸刃の剣にもなるアドバイス。
例えば、
「一日中マンガを読んでいるのが幸せ!」
「まとめサイトをひたすら見ていたい!」
「毎食ラーメン食いたい!」
こんな願望を行動に移していたら経済的自由どころではなくなってしまうからだ。
要は「お金や時間の使い道をよく考えましょう」ということ。
2)コントロールできるものに集中する
経済全体で起きることにストレスを感じたり、株式市場の動きを予測したりするよりも、自分がコントロールできるものに集中すること。
投資をしている限り、経済や市場の影響からは逃れられない。
塩漬けや高値掴みを避け、日々の値動きに心をわずらわされないように、ということ。
3)全てを自動化する
シンプルかつ低コストでよく分散された資産を作り上げることができたなら、毎月の投資を自動化してあとは忘れてしまうこと。
自動化や仕組み化は確かに重要。なぜなら、時間は有限で、人は忘れる生き物だから。
仕事を可能な限り仕組み化しておけば、忘れてしまっても特に問題はない。
4)消費をやめて生産を始める
消費からは一時的な快楽を得られるが、生産活動は持続的な幸福を与えてくれる。
もしあなたが今日までの命だとしたら、フェイスブックやテレビドラマを見て過ごすよりも、何かを作り出して世界に発信するほうが、満足して死んでいけるだろう。
消費するだけではなく、自分が生産者になってお金を稼いでみたら?というアドバイス。
もちろんお金につながらなくてもいい。コンテンツを作って世界に発信する行為は知的好奇心を満たしてくれるから。
5)テレビを捨てる
テレビは「あなたにはこれが必要です」という広告を延々と流し続けている。
広告を見た人々は、現在持っているものに満足できなくなり、もっとお金を使いたくなってしまう。
生産活動をしていると、いくら時間があっても足りなくなってくる。
テレビ自体を否定するわけではないが、テレビを見る時間を減らすというのは一つの時間管理法だ。
6)他の国へ旅をする
他の国を旅してみると、それまで「ふつう」だと考えていたことが、いかにゆがんでいるかに気付く。
自国のよさも分かるし一石二鳥。
7)実験する
自分のお金を使って実験をすること。
経済的自由への道は直線ではない。
投資から学ぶには自分の身銭を切ることが一番。
「損失」や「元本割れ」という言葉は怖いかもしれないが、実験から利益を得られることが分かれば怖さは減少していく。
まとめ:人生は長い
「34歳でリタイアしました!」「三十代で経済的自由を達成しました!」
と言われても、
「お、おぅ…。」「まあ、まだ人生長いからがんばってね。」
と返すしかない。
経済的自由という言葉は、その人が死ぬまで見てみないと本当なのかどうかは分からない。
とはいえ上記のアドバイスには、単なる自慢として切り捨てるにはもったいない内容も含まれている。
「経済的自由を達成するための7つの行動」を改めてまとめておく。
- 何をしているときが一番幸せかを理解する
- コントロールできるものに集中する
- 全てを自動化する
- 消費をやめて生産を始める
- テレビを捨てる
- 他の国へ旅をする
- 実験する