副業と「パラレルキャリア」には多くの共通点がある

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※出展:Amazon

石山恒貴氏の著書、「時間と場所を選ばないパラレルキャリアをはじめよう!2枚目の名刺があなたの可能性を広げる」を読んだ。

筆者の石山氏が提唱している、
「本業の会社に依存しない」
「自主的に人生や仕事を構築していく」

という考え方には、私も全面的に賛成だ。

ちなみに「パラレルキャリア」の定義は以下のとおり。

本業と本業以外の社会活動という複数のキャリアを同時に実践すること

※出典:「時間と場所を選ばないパラレルキャリアをはじめよう!2枚目の名刺があなたの可能性を広げる」(著:石山恒貴)。

シングルキャリアは全面依存

著者は、「パラレルキャリア」という耳慣れない言葉を説明するために、パラレルキャリアの反対語「シングルキャリア」を次のように説明している。

シングルキャリアとは、「自分が本業と考える組織、あるいは役割に全面的に依存してしまい、その価値観を疑問の余地なく受け入れ、その状態から変化する可能性すら想定していない場合」と提起しておきたい。

専業会社員にとっては手厳しい内容だ。
著者は次のようにも語っている。

その会社における本業が充実していて、社外の人々と交流し、社外の役割を持っているならシングルキャリアではない。もちろん、長期雇用そのものが否定されるわけではない。

「本業が充実していて、社外の人々と交流し、社外の役割を持っている」会社員がどれほどいるのかと言うと、かなり疑問ではあるが。

副業やパラレルキャリアをおこなうことで、本人の視野や仕事の幅が広がり、本業や人生にも好影響をもたらす、という点は同意できる。

まじめに考えすぎるな

多くの人がボランティアに躊躇してしまう原因は、「まじめに考えすぎてしまうこと」。
ボランティアをやる以上、いい加減なことはできないと考えてしまう。
「いったんはじめたらやめられない」と重く考えると、なかなか始められない。
ボランティアに力を注いでいると、「ボランティアなんかしていないで、まじめに仕事をしろ」と職場から注意されてしまうのではないかと心配してしまうことになる。

※大まかな意味は変えずに文章を意訳。

上記文章の中の「ボランティア」という単語は、「副業」に置き換えても意味が通じる。

多くの人が副業に躊躇してしまう原因は、「まじめに考えすぎてしまうこと」。
副業をやる以上、いい加減なことはできないと考えてしまう。
「いったんはじめたらやめられない」と重く考えると、なかなか始められない。
副業に力を注いでいると、「副業なんかしていないで、まじめに仕事をしろ」と職場から注意されてしまうのではないかと心配してしまうことになる。

副業もボランティアも、軽い気持ちで始めてみることが重要だ。
短期間で成果が出ることなどありえない。
イヤになったり忙しくなったりしたら、気軽にやめたり休んだりしてしまえばよい。
そんなことを繰り返しているうちに、燃え尽きない程度に地道に続けていける副業やボランティアが見つかるものだ。

副業は「小さく始めてローリスクで」

起業で成功した人は間違いなく試行錯誤している。さまざまな失敗を重ねた上で、事業が軌道に乗っていくのである。
そう考えると、一番重視すべき点は、小さく始めてローリスクでいくということなのだ。

副業もパラレルキャリアも、はじめから大きく儲かるものではない。
生活費をまかなえる程の定期収入が安定して発生するまでは、本業をやめるべきではない。
副業やパラレルキャリアに本格的に取り組むようになってからも、事務所や店舗を借りたり、従業員を雇ったり、多くの在庫を仕入れたりなど、大きな固定費が掛かることには手を出すべきではない。

感想:わかりやすい文章を書く上で参考になる一冊

本書には専門用語や難解な文章が数多く登場してくる。
また、「小さく始めてローリスクで」など、本書のターゲット層となる副業・起業希望者にとっては常識的な概念に多くの紙面を割いている印象も受けた。
わかりやすい文章を書いたり、内容をターゲットの求める部分に絞ったりすることの重要性を改めて感じた。

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