鍵交換費をケチると住居侵入に常に怯えることになる

リフォーム・DIY

keys

神戸の空室物件に引っ越してから、一週間ほどが経過しました。
「事前にやっておけば良かった」ということが3点出てきましたので、今後のために記録しておきます。

1)鍵交換は引っ越し当日にやっておくべき

鍵交換費用の見積もりを取ったところ、約12,000円でした。
ホームセンターで鍵を買って来て取り換えれば、せいぜい5,000円くらいで済みます。
お金を節約しよう思い、鍵交換は発注しませんでした。

神戸に引っ越してから数日がたち、ホームセンターに行きました。
私の所有物件のカギは珍しいタイプで、在庫がありませんでした。
取り寄せを依頼したところ、一週間ほど掛かるとのことです。

カギを交換するまでの間、プライバシーは皆無と言っても過言ではありません。
なぜなら、管理会社や前入居者や工事業者は、物件に入ろうと思えばいつでも入れるからです。

既に入居期間は終了していて、本来であれば鍵は返却してもらっています。
しかし、管理会社および前入居者さんの不注意のために給湯器が壊れてしまっており、その修理のためにいまだに玄関先にキーボックス(カギを保管した金庫のようなもの)を設置しています。

それではこのキーボックスを撤去すれば安心かと言えば、そうとも言い切れません。
万一、管理会社や前入居者さんが多めに合鍵を作り、手元に不正に保管していたとしたら、住居侵入の恐れは永遠になくならないからです。

2)現地滞在の旨を入居者に直接伝えるべき

本日の夕方、前入居者さんがいきなり家に入ってきました。
退去時の原状復帰工事の完了状況を確認したかったそうです。
私と前入居者さんには面識が無かったため、お互い面食らってしまいました。

前入居者さんには、私が入れ替わりで滞在しているという事実が管理会社から伝わっていませんでした。
管理会社が伝えているだろうと勝手に思い込んでしまっていた私も悪いですが、管理会社への不信感が増したのも事実です。

管理会社の善意に期待するのではなく、貸主自身が直接入居者さんに、
「●月●日から現地に滞在します」
と、手紙なり電話なりで伝えるべきと痛感しました。

3)給湯機の水抜きを入居者および管理会社に伝えるべき

一番の頭痛の種は給湯器の故障です。

入居者不在の期間の水抜き作業が徹底されていなかったため、給湯器が破損していました。
もちろん、修理費用は管理会社なり前入居者さんなりに負担してもらいますが、直るまでの間お湯を使うことができません。

真冬の神戸でお湯もお風呂も使えずに過ごすというのは、なかなかの苦行です。
お風呂は銭湯を利用していますが、二駅先まで行かなければいけません。
そして物件から最寄駅までは徒歩15分は掛かるので、湯冷めが心配です。
毎日のことなので、銭湯の累計費用も結構な額になります。
まあ、ホテルに滞在することを考えたら圧倒的に安上がりではありますが。

まとめ:鍵交換費用をケチると恐ろしい目に

「鍵交換費は納得がいかない!」と怒る借主の方もいます。
しかし鍵を交換しておかないと、現在私が味わっているような「ノー・プライバシー状態」に耐えなければいけません。

「鍵交換費くらい大家が負担しろ!」というのが怒れる借主さんの言い分ですが、鍵交換費用をケチる(私のような)大家さんに当たってしまった場合、本当は鍵を交換していないのに「交換したよ」と言われてしまう可能性もあります。
(私はそんなことしませんが)

その状況で、前入居者や管理会社社員が住居侵入し盗難などの被害が発生した場合、「鍵交換したよ」というウソをついた大家は責任追及されるかもしれません。
しかし本来は、盗難や住居侵入などは起こらないのがベストです。
本当に鍵を交換したかどうか分からない状態で怯えながら過ごすよりも、鍵交換費を正式に支払って交換の手順を踏んだ方がはるかに安心・安全だと思います。

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