【第4章】2) 管理会社

※出展:Dreamlife Property

管理手数料は「安心料」

「管理会社」は仲介会社さん(=「専任媒介契約」を結んだ「元付け」会社)にお願いすることが普通です。

管理手数料(以下「管理料」)は毎月、家賃の5~8%だったり、定額(5千円等)だったりします。
不動産屋さん訪問時に聞いておきましょう。

管理会社さんの主な業務は、家賃の振り込み状況確認や、入居者さんからのトラブル連絡の窓口などです。

管理業務を自分でおこなう大家さんも多いですが(「自主管理」と呼びます)、私の場合は基本的には管理会社さんに、入居者さんとの間に入ってもらっています。
管理料は、自由な時間と安心を買うための料金と考えています。

場合によっては、入居者募集の不動産屋さんと別の不動産屋さんに管理業務をお願いすることも可能です。
ただしその場合は、入居者募集を始める前に(遅くとも募集直後に)両方の会社に状況を共有しましょう。

できれば、メールやFAXなど、証拠が残る形で
「入居者募集はA社、管理業務はB社でお願いしたいと思います」
という旨を送っておきましょう。

私はこれを忘れたために失敗した経験があります。

仲介会社と別の業者に管理を依頼する場合の注意点

ある物件で、入居者募集を頼んでいた不動産屋さんが「入居者募集」のみに特化した会社だったせいか、そこに管理をお願いするとなると管理料が高額になってしまうと分かりました。

そのため、管理料がリーズナブルな会社を別途見つけておき、「入居が決まったら連絡しよう」と思っていました。

そして、入居者さんの家賃保証審査が終了した時点で管理会社さんに連絡したのですが、連絡するタイミングが遅すぎました。

管理会社の担当者さんからは
「ウチで管理するとなると、保証会社もウチの系列を使わなければいけませんし、審査基準も変わってきます。 なので、今から管理だけお受けするのは厳しいかと・・・。」
というお話をされました。

こうなると、他の管理会社を探すか、自主管理しかありません。

「当分は管理人業務で二十四時間年中無休だなぁ」
と半ばあきらめていましたが、入居者募集をお願いしていた仲介業者さんが、親切にも、条件の良い管理会社さんを探してきてくれまました。

結果的に助かりましたが、同じような失敗を繰り返さないよう、今後は注意したいと深く反省しました。

管理委託契約

入居者さんが決まると、管理会社さんとは「管理委託契約」を結びます。
期間は一年が普通ですが、特に解除の申し出がない限り、自動的に更新されます。


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