※出展:Chica and Jo
物件を購入するには、まずその物件を見に行かなくては始まりません。
1,000件の中から1件を選ぶ?
著名な不動産投資家で浦田健さんという方がいます。
彼の本では、
「1,000件の物件情報を集め、その中から100件現地調査を行ない、10件買付け、最終的に1件が購入できる」
という事が書いてあります。
参考までに、私が最初の物件を購入するまでには約40件、内見しました。
今思うと少々調査が甘かったような気もしますが、初めから「100件見るぞ!」と意気込まなくても、もう少し早く買う事も可能なわけです。
さて、物件を見に行くためには、不動産屋さんに「内見申込み」をする必要があります。
これは部屋を借りる場合と一緒です。
内見をする物件を探すには、大きく二つの方法があります。
一つは、不動産屋さんから直接紹介してもらう方法。
もう一つは、インターネットで探す方法です。
不動産屋さんからの直接紹介は、インターネット上に出回っていない物件に出会える可能性が高い、というのが一番のメリットです。
ただし、探している物件の条件を理解してくれている不動産屋さんが知り合いにいないと、この方法は取れません。
これから不動産投資を始めようという場合は、インターネットから探す方法が向いていると思います。
インターネットで物件を探す
インターネットの最大の欠点は、誰もが見られる情報なので良い物件はすぐに売れてしまう、という点です。
それでも物件情報は毎日入れ替わっているので、お宝物件も必ず潜んでいます。
インターネットの利点は、検索条件を細かく指定して、瞬時に探す事ができる点です。
- どのエリアを狙うのか。
- 築何年までなら許容できるか。
- 駅から徒歩何分までならOKか。
- 部屋数はいくつ以上欲しいのか。
- いくらまでなら出せるのか。
さまざまな条件を組み合わせて何度も検索してみましょう。
自分の許容範囲や求める条件を決めていくのが、不動産投資の最初の一歩です。
ちなみに、私が物件検索で利用していたのは
の三件です。
他にも「中古戸建」「売買」とかのキーワードでGoogle検索してみて、自分に合ったサイトを探してみると面白いと思います。
「健美家」を例に物件の探し方を簡単に説明します。
左サイドバーから「戸建賃貸」を選択します。
※2014年8月時点での画面構成を元にしています。変更になる可能性はあります。
運が良ければ、価格交渉で50%近く値下げする事も可能なので、予算の倍くらいの価格帯までは見てみましょう。
不動産屋さんに連絡
見に行きたい物件の目星が付いたら、その物件を扱っている不動産屋さんに電話・FAX・メール等で問い合わせます。
あくまで主観ですが、
メールよりはFAX。
FAXよりは電話。
の方が不動産屋さんの反応は良いと思います。
メールはどうしても対応が後回しにされてしまいがちです。
売れてしまった物件に関しては、返信も来ないのが当然と思っておいた方がよいでしょう。
私は会社勤めしていた頃は、昼休み中はひたすら物件状況問い合わせの電話をしていた記憶があります。
問い合わせの内容としては、
(私)「○○(サイト名)で物件情報を拝見しました、新藤(自分の名前)と申します。 ナントカ駅何分の何百万円の物件はまだ残っていますか?」
(不動産屋さん)「調べますのでお待ちください。(しばらく待つ)まだ大丈夫です。」
(私)「それでは、何月何日の何時に内見をできればと思いますが、可能でしょうか?」
という感じで、内見の予約を入れていきます。
不動産屋さんが気を利かせてくれて、
「車で最寄り駅まで迎えに行きますよ」
と言ってくれる場合もありますが、私はなるべく断るようにしていました。
なんとなく自分が厚かましい人間みたいに思えてしまいますし、購入を見合わせる時に少々気が引けてしまう、という理由です。
初対面の人と二人きりで世間話をするのが苦手、というのもありますが。
もちろん、「そんなの気にしないよ」という方は、どんどん送迎してもらって良いと思います。
時間の節約になりますし、車の中で情報収集もできるでしょう。