【はじめに】二百万円程度の現金があれば、誰でも「大家さん」になれる

「大家さん」ってどんな人?

※出展:fanpop

「大家さん」と聞いて、どんなイメージをお持ちになりますか?

  • 「どうせ、親の遺産で大きな土地を相続したんでしょ?」
  • 「親が片手間で経営していたボロアパートを引き継いだだけじゃないの?」
  • 「滞納とか、クレームとか、孤独死とか、面倒くさそう・・」
  • 「宅建とかの資格が無いとできないんじゃないの?」

こんなイメージでしょうか?

実際のところは、

  • 相続財産が無くても、100~200万円の元手があれば誰でも始められる。
  • アパートやマンションを建てる必要はない。
  • 管理の方法さえ徹底していれば、リスクは限りなく減らせる。
  • 宅建を持っていなくても大家さんにはなれる。


というのが「大家さん」=「貸家業」をやってみた私の感想です。

私の場合、会社員と並行して貸家業をしていた期間は約5年です。
サラリーマン大家としては比較的長い方だと思います。

早い人だと、アパートやマンションを借金で購入してすぐに会社員を辞めてしまう人もいます。
私は、低収入かつ借金が怖いという事情もあったので、会社員を辞めるまで結構時間が掛かりました。

入居から1~2か月も経過すれば、貸家業の仕事に必要な時間はごくわずかとなります。
本業の会社勤めに支障を及ぼすようなことは特にありませんでした。

当サイトは、
「貸家業・不動産投資に興味はあるけれど、具体的にどう始めればいいのか分からない」
という方を対象にしています。

「不動産」と言っても「マンション」「アパート」「一戸建て」など、さまざまな種類がありますが、本書では「中古一戸建て(=中古一軒家)」(以下、「中古戸建」)のみを対象として取り上げます。

「貸家業」のメリット

メリット1:「継続的に収益を生み出してくれる」

会社勤めの場合、給料は過去の労働時間や成果に基づいて決まります。
数か月・数年前の仕事で大きな結果を出したからと言って、その見返りをその後何年にもわたって受け取れるような仕組みは、普通は存在しません。

しかし「貸家業」では、入居者さんに住んでもらうためにした仕事は、その後何年間も「家賃」として見返りを生んでくれます。
もちろん、入居者さんが出て行ってしまえばそれまでですが。

メリット2:「出勤する必要がない」

会社勤めは、悪く言えば「時間の切り売り」です。
9時から17時など、ある決まった時間に会社に来る事を前提に、たいていの雇用契約は結ばれています。

例えば、4時間かけて処理していた仕事を1時間で終わらせる仕組みを作ったとしても、
「その3時間分、早く帰っていいよ。
もちろん、早退したその3時間分の給料も、今まで通り払うよ。」

なんて事を言ってくれる上司は存在しません。
空いた時間分、新しい仕事を頼まれるのがオチです。

ところが「貸家業」では、自分がいなくても仕事が回る仕組みを作る事ができれば、出勤する必要はなくなります。

「貸家業」に向いている人

ビジネスにリスクはつきものです。
それでも、大きな借金をしないように気を付けたり、最低限の知識を身に付けたりする事で、大部分のリスクは回避する事ができます。

  • 「給料は増えないのに、仕事の量や責任だけは増える」
  • 「いつまでも、時間の切り売りのような仕事はイヤだ」
  • 「好きな時に、好きな所で、好きな事をして暮らしたい」

このような気持ちを持っている方にこそ、「貸家業」は向いています。
「貸家業」は、生活費の心配や、会社勤めのストレスを回避するための一つの手段です。

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