日本政策金融公庫訪問レポート(相談)

日本政策金融公庫
※出典:日本政策金融公庫

政府系金融機関「日本政策金融公庫」に融資の相談に行ってきた。
以下に相談の一部始終を記録しておく。
日本政策金融公庫を利用しようかどうか迷っている方にとって、多少なりとも参考になればと思う。

なぜ日本政策金融公庫?

最大の動機は金利の安さだ。
日本政策金融公庫で融資を受ける場合、民間金融機関よりも金利が安いと聞いたことがあった。

もう一つの理由は、政府系金融機関ということでなんとなく安心できそうだったからだ。
私はこれまで金融機関から融資を受けた経験がない。
そんな融資初心者かつ、信用の低い自営業者にとって、民間の銀行は敷居が高いイメージがあった。

なぜ借金までして物件を増やす必要があるのか?

現状でも充分生活してはいけるが、空室対策や修理・リフォームなどが出費が必要になった際を考えると不安は尽きない。
その不安は、体力(=収入)を増やすことである程度は払拭できる。
収入増のためには物件を増やすことだ。
物件数を加速度的に増やしていくためには、借金を避けては通れない。

事前に準備したこと

相談の前に以下の資料を準備しておいた。

  1. 購入検討中の物件資料
  2. 物件概要
  3. 経営計画
  4. 改装費用内訳
  5. 所有物件の運営状況
  6. 所有物件の登記簿
  7. 確定申告書


1. 購入検討中の物件資料

好条件の物件はあっという間に売れてしまう。
URLだけ保存しておいても、後日訪問すると掲載が取り下げられているケースがある。
気に入った物件があればすぐにでも、不動産会社に問合せて図面を受け取っておいたほうがいい。

2. 物件概要

図面だけでは分からない、積算評価・路線価・収益還元評価などの情報をまとめておいた。

3. 経営計画

借入額・自己資金・金利・残債・家賃収入・稼働率などを時系列で表にまとめておいた。

4. リフォーム費内訳

リフォーム費内訳を概算で表にした。

5. 所有物件の運営状況

現在所有している物件の収入状況・修繕状況を時系列で表にした。

6. 所有物件の登記簿

所有物件の登記簿をコピーしておいた。

7. 確定申告書

直近2期分を持参した。

相談予約

資料が準備できた後、日本政策金融公庫のページから相談を予約した。

予約した翌日、日本政策金融公庫の担当者から折り返しの電話が来た。
スケジュールをすり合わせて相談日時を決定した。

相談当日の流れ

服装

相談当日はスーツ着用で臨んだ。
ただし、他の相談者には私服の人もいた。
失礼のない格好であれば、スーツを着ていく必要はないかもしれない。

利用できる融資制度

  • 女性
  • 30歳未満
  • 55歳以上

上記のいずれかに当てはまれば、返済期間20年の「女性、若者/シニア起業家資金」という制度を利用できる。
しかし、私は上記3点のどれにも当てはまらないため、「普通貸付」という制度しか利用できない。返済期間は10年と短い。

金利

無担保融資で年利1.8%。
有担保融資で年利1.1%。
※2016年12月現在。

面談から融資実行までの期間

融資が実行されるまでの期間は、約一ヶ月とのこと。
年末年始をはさむともう少し長引くかもしれないそう。

質問された内容

  • 「現在の主な収入は何から得ていますか?」
  • 「副収入はありますか?何の仕事ですか?」
  • 「不動産経営の経験は何年ありますか?」
  • 「現在の借り入れ残高は?」
  • 「保有物件数は?」
  • 「希望借入額は?」
  • 「自己資金額は?」
  • 「いつまでに資金が必要ですか?」

覚えている質問はこのくらい。

改善すべき点

以下の内容について、日本政策金融公庫の担当者の方から助言を受けた。

物件調査

購入対象物件を入念に調べておくこと。

指値・買付け

路線価と比較して高い値付けになっているようであれば、その理由を確認すること。
根拠不明な場合は正当な値段まで値下げを要求すること。
融資特約(※)を付けて買付けを入れること。
※融資を受けられなかった場合には負担なしで解約可能な特約。

リフォーム見積もり

工務店等から改装費用の見積もりを受け取っておくこと。

自己資金の量を増やす

自己資金量を増やせば増やすほど、融資は通りやすくなる。

必要書類を提出する
  • 借入申込書
  • 企業概要書
  • (有担保の場合)保有物件の登記簿・測量図・建物図面

必要書類は郵送でも送付可能とのこと。

感想

日本政策金融公庫の担当者の方は物腰柔らかく、話しやすい方だった。高圧的な印象はまったくなかった。

融資の可能性についてだが、自己資金をかなり多く入れないと厳しそうな印象だった。
「普通貸付」では返済期間が10年と短い点がネックになりそうだ。
金融機関は黒字が見込める事業でなければ融資しない。
相当利益率が高い物件でなければ、10年という短期間で借金返済をしつつ、黒字化を達成するのは困難だ。
日本政策金融公庫の低金利は魅力だが、「普通貸付」しか使えない人にとってはかなり難易度が高いかもしれない。

今後進展があればまた報告したい。

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