借金で不動産投資するなら連帯保証人は必須?奥さんに連帯保証人を断られた場合の4つの奥の手(+1)

不動産経営

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※出展:a double shot of recovery

不動産投資をする際の課題の一つに、「資金をどうするか?」というものがあります。
自己資金が足りないのであれば、どこからかお金を借りてくるしかありません。
そこで立ちはだかるのが、「連帯保証人」という問題です。

連帯保証人が必要なケース

金融機関に借金を申し込んだ時に、「連帯保証人」を求められるケースがあります。

  • 勤続年数が短い
  • 収入が低い
  • 自営業

上記のようなケースです。

もしあなたが結婚していて奥さんも仕事をしているのなら、「自分の収入+奥さんの収入」という風に「収入合算」をすることで借金が可能になる場合もあります。

ただし「収入合算」をすると、奥さんに「連帯保証人」になってもらう必要が出てきます。

奥さんは連帯保証人をすんなりと引き受けてくれるのか?

あなたは親から「保証人にだけはなったらいかん!」と言われたことはないでしょうか?
私は、しょっちゅう言われていました。

「連帯保証人」とは、一言でいえば「借金をした人と同じ責任を負う人」のことです。
借金をした本人がお金を返さなかった場合、保証人になった人が代わりにお金を返さないといけません。

仮に離婚したとしても、夫が勝手に家を出て行ったとしても、借金の返済が終わらない限り、奥さんは夫の借金を肩代わりしなければいけないのです。

堅実な家庭で育った常識的な女性であれば、「連帯保証人」という言葉には拒否反応を示すのが普通です。
マイホーム購入のためならまだしも、
「不動産投資したいから、連帯保証人になって。」
と夫に言われたら、
『は?バカ言ってんじゃないよ!マジメに働け!』
と即座に拒絶する奥さんがほとんどでしょう。

奥さんが連帯保証人を引き受けてくれなかった場合の対処法

奥さんが連帯保証人を引き受けてくれなかった場合、あなたが取るべき道は4つです。

1) 自己資金を増やす

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借金ができないのであれば、自己資金(貯金)を増やすしかありません。

自己資金を増やすには時間は掛かります。
しかし借金をした場合は、

  • 金利
  • 事務手数料
  • 保証料

など、自己資金で購入する場合に比べ、余分な費用が掛かるのも事実です。

自己資金で投資をするのであれば、「借金を抱えることによる心理的負担」を回避できるというメリットもあります。
自己資金(貯金)を増やすためには、収入を増やす必要もあります。収入が増えれば、金融機関の審査も通りやすくなります。

「自己資金を増やす」という方法は、時間は掛かりますが最も堅実な方法と言えます。

2) 所有不動産に担保を設定する

既に所有している不動産があれば、その不動産を担保として提供する意思を示すことで、金融機関の審査を通る可能性が高まります。
ただし不動産をまだ所有していない場合や、担保価値の低い不動産しか持っていない場合には使えない方法です。

3) 他の保証人を探す

奥さんが保証人になってくれないのであれば、他の保証人を探すという方法もあります。

保証人を頼む相手としては、

  • 兄弟
  • 友人
  • 会社の同僚・上司

などが考えられます。

ただし、よほど信頼関係が構築されていないと、保証人を引き受けてくれるような人はいないでしょう。

4) 審査のゆるい金融機関を探す

審査の基準は金融機関によって異なります。
都市銀行で融資を受けられなかったとしても、地方銀行や信用金庫・信用組合、またはクレジットカード会社系列のノンバンクなど、他の金融機関に申し込んだらあっさりと融資を受けられる場合もあります。

ただし審査基準がゆるい代わりに、金利や手数料が高くなる傾向はあります。

なお、第五の道として以下のような方法もあります。

配偶者の連帯保証人なしで総額10億円の融資を受けた方法

まとめ

個人的には、借金は使わない方が精神衛生上望ましいと思います。
しかし加速度的に資産を増やしたいという方は、借金を検討する余地はあるのではないでしょうか。


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